辛い悲しい経験に対する、お子さんの見かた、考えかた、受けとめかたが変わると、不登校は解消する? | 不登校・登校拒否・登校しぶり、別室登校・保健室登校、通信制高校、ひきこもり、カウンセリング

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(一部添削、再掲)

 

 

 

おはようございます。



ある小学校3年生の男の子の話です。

 

 

 

幼稚園に行っていた頃から落ちつきがないと言われ、

小学校では机に座っていないし、
周りの子に話しかけるのはまだいいとしても、
毎日、日替わりメニューのように
色々な男の子と喧嘩をし、
相手を殴って血を流させていたそうです。

 

 

学校では1年の頃から

発達障害児として扱われていました。
多分、小児科などの診察を受けるように言われ、
診断を受けたのだと思います。

 

 

お父さんは単身赴任ですから、いつもは

家にいませんので、お母さんが大変です
学校に行っては頭を下げ、
息子が殴った子の家に行っては謝罪の毎日です。
これではたまったものではありませんね。

 

 

お母さんも勉強熱心で色々な本を読みあさり、

息子を何とかしたいと必死になっていましたが、
どうすれば適切に対応できるのかわかりません。

 

 

 
そんなある日、カウンセリングではありませんでしたが、
その子と会う機会がありました。

 

 

短い時間でしたが、その男の子は

大変頭の回転が速いことがわかりました。
実際、全般的には成績はあまり良くないのですが、
何科目はダントツに良い成績です。

 

 

また、お父さんと離れて

お母さんと二人で暮らしているのですが、
それがとても寂しいんだなと、強く感じました。
その淋しさとやりきれなさを持てあまして、
落ち着けなかったようです。

 

 

でもどうやら学校とお母さんの最大の懸念は、

その子が毎日のように学校で喧嘩をして、
相手の男の子をなぐり、
血を流させることだったようです。

 

 

ただ、会っていた短い時間で私が感じましたのは、

その子はとても正義感が強いということ。
曲がったことが大嫌いなんですね。
まあまあ…、なあなあ…、では通らないんです。
いい加減なこと、中途半端は大嫌いです。

 

 

そして、感受性が非常に豊かであるので、

例えば他の男の子が、「あいつ、生意気だな」
と思っているだけで、口には出さずとも、
その相手の気持ちを敏感に感じ取っているな、
ということでした。

 

 

この周囲の子どもや大人が

口には出さなくても感じていることを
敏感に感じ取ること…これは、実は
不登校やひきこもりのお子さんには
とても多い共通点ですね。
感受性が他の子たちと比べて格段に豊かなのです。
神経質なのではありませんよ。豊かなのです。

 

 

それはさておき、

このままではこの子も気の毒だし、
お母さんも大変だなと思い、
何かして差し上げることはないか
と考えていたのですが、
何しろカウンセリングをしている訳でありません。

 

 

そこで、その男の子に、

いまやっているそのゲームは「どんな内容なの?」
と聞き、色々と教えてもらいました。

 

 

子どもは自分が好きなゲームについては

いくらでも話せます。おしゃべりになります。
ほとんど初対面に近い大人の私にも、
楽しそうに色々と教えてくれました。

 

 

そんなやりとりを30分ほどした後でしょうか、

その子は武道をやっていたと聞いていましたので、
だいたい次のようなやりとりをしました。
仮にその子を太郎君と呼びましょう。

 

ちょっと長くなりますが、

ちょっとご参考になるかもしれませんので、
記憶をたどりながらポイントだけ書いてみますね。

 


  …  …  …


私 : 太郎君は武道が得意なんだね~強いの?

太郎: (ゲームをしながら)強いよ!

私 : そうなんだあ。だから喧嘩しても負けないんだね。

太郎: (顔をあげずに)うん!

私 : (推測で)太郎君は、相手の男の子が嫌がることを言ったり、するから、殴るんだよね?

太郎: そうだよ! (ゲーム機を見つめたまま)

私 : そうかあ。太郎君は正義感が強いんだよね。そんなヤツがゆるせないんだよねえ。

太郎: (無言でうなづく。目はゲーム機をみつめている。)

私 : 武道と言えば、イギリスという国を知っているかな?

太郎: (ゲームをつづけながら)聞いたことあるよ。

私 : そのイギリスにはね、日本の武士道と似たような、騎士道というのがあるけどね、知ってるかな?

太郎: 知らないけど… 武士道は聞いたことあるよ(やっとゲームを止める)

私 : そうかあ。よく知ってるね!その騎士道というのは階級が上の方の騎士の心得みたいなものだけどね…(と少しばかり説明したら、太郎君はちょっと興味をもった様子。)

私 : それでその騎士道精神というか、騎士である者のつとめで大事なことがあるんだよ。それを「ノブレス・オブジェ」というんだけどね…

太郎君 それ、なに?

私 : おじさんも良く覚えていないけどね、簡単にいうとね「高貴なる者の義務」みたいなことを言うようだよ。

太郎: ふ~ん…

私 : そのような精神が今でもイギリスで生きているからね、イギリスの王子は大人になると、軍隊に入って、王室の人だけどね、イギリスが戦争をしている場合、敵に撃たれて打たれて死ぬかもしれない戦争の最前線に兵隊として送られることがある。そして、それを自ら志願するのが当たり前になっているんだよ。

太郎: へ~え。そうなんだ…

私 : うん。それが将来国王になる高貴な身分に生まれた者のつとめだと考えるんだよね。それが“ノブレス・オブジェ”らしいよ。

太郎: ……

私 : で、太郎君の場合、なにが“ノブレス・オブジェ”になると思う?

太郎: えっ?なんのこと?わかんない…。

私 : 太郎君は、学校の男の子たちをいつもやっつけて、血を流させているよね?それは、喧嘩だからいいんだよ。でもね、いつも太郎君の方が強いんじゃない?

太郎: (胸を張って)そうだよ!

私 : そうだよね。太郎君が強いんだよね~ そうするとね、太郎君にとっては“ノブレス・オブジェ”というのは、「自分より弱い者を泣かせない。殴らない。むしろ、守ってあげる」ということになるんだよ。どう思う?

太郎: (目が点になる。)……

私 : またね、例えば女の子がいじめられているとか、弱い子が泣かされているとかしたら、それを守りに行く。助けに行く。それが太郎君の
“ノブレス・オブジェ”になるんだよ。強き者の義務、高貴なるものの義務。喧嘩の弱い相手を殴って泣かせることじゃないよね。違うかな?

太郎: (胸をはって) うん!そうだね。

私 : そうかあ。さすが、太郎君。頭がいいからすぐにわかるね。さあ、太郎君はもう学校の友だちを殴って血を流さなくてもいいよねえ。むしろ、みんなを守ってあげてね。それがジェントルマンとしての太郎君の
“ノブレス・オブジェ”だよ。

太郎: うん! (しっかりとうなくづく)


  …  …  …

 

 

 

まあ、その後は太郎君と会っていませんので、

彼が喧嘩を止めたかどうかは確認していません。

 

 

しかし、私が観察していた限りでは、

この会話と通じて、太郎君は、
明らかに“新しい価値観”を
しっかりと学び取ったようです。
話の前と後では、目つきも、目の輝きも
まったく変わっていたからです。

 

 

私が太郎君にしてあげたような話を、

何度かお母さんかお父さんが
太郎君に繰り返ししてあげていれば、
間違いなく太郎君は喧嘩をしなくなり、
学校でも落ちついて
勉強するようになっていることでしょう。

 

 

太郎君は、いつも喧嘩ばかりして、

みんなから叱られ、貶され、
学校でもやっかいもの扱いされていることは
自分でもちゃんとわかっていたのですね。

 

 

でも、本当は太郎君には、太郎君なりの

動機もあり、ちゃんとした理由もあった。
誰もわかってくれなかった、その気持ちを認めてもらい、
その動機を理解して褒めてもらい、
きっととても嬉しかったのでしょう。
それで、私の話を聞いてくれる気に
なったのかもしれませんね。

 

 

これはカウンセリングの事例ではありません。

カウンセリングであれば、
もっとゆっくりと太郎君のお話や
お気持ちを聴く必要がありますね。

 

 

ただ、子どもの心理、心の動きが

よく表れているケースだと思いますので、
あえてご紹介させていただきました。

 

 

 

臨床心理学の勉強をされている方や

カウンセラーの方がこの短いエピソードをご覧になると、
多分「ははあ、これは認知療法のスキルをつかったな」
と思われるかも知れませんね。

 

 

そうですね、ある意味、一種の

ブリーフ・チェンジの技法(考え方、理解の仕方、認識の仕方を変えるよう援助するアプローチの一種)
に似ていなくもないとは思います。

 

 

でも、実際には、私は

カウンセリングをしたわけではなく、
本当に短時間しかありませんでしたので、
直感的なとっさの対応をしたにすぎません。

 

 

その時の対応の仕方が

たまたま太郎君の心を開き、
新たな価値観を受け容れやすく
させたのかもしれませんね。

 

 

子どもって、大人が思っている以上に、

はるかに心が柔軟で柔らかく、
新しいことを学ぶと、素直にすぐ実行します。

 


その後、特に悪いニュースや

不登校になったとかの話は聞いていませんので、

きっと太郎君は今ごろは、

もはやかつての“いじめっ子”ではなく、

ジェントルマンよろしく、

弱い者の強い味方になっているのではないでしょうか。

 

 

子どもに限らず、大人もそうですが、

人は誰でも認識が変わると、
反応も行動も変わります。

 

 

子どもがとても辛い悲しい経験だ

と思っていたことも、見方が変わり、
受けとめかたが変わると、辛い悲しい出来事も、
実は本当はそうではなかった、
と気がつくこともあります。

 

 

学校行けない原因となっているトラウマを

つくっていたはずの辛い悲しい経験が、
もし辛い悲しい経験でなくなったら、
当然のことですが
トラウマも消えていきますよね。

 

 

そうなりますと、

お子さんは再び学校に行けるようになるわけです。
もはや“学校は辛い経験の場”
ではなくなったわけですから、
学校にいけない理由がなくなってしまったのですから、
当然のことかもしれませんね。

 

 

 

ただ、突然お子さんに

別なものの見方、考え方、受けとめかた
を押しつけても、むしろ逆効果ですね。

 

 

先ずは、お子さんの心を開き、

お子さんの心を癒し、
お子さんの信頼をとりもどしてから、
ゆっくりとお子さんに
新しいものの見方、とらえ方、考え方
などを教えていく方が効果的ですね。

 

 


そのプロセスを大事にしてくださいね。


私たちが行うカウンセリングも、

そのプロセスをとても大切にして、

時間をかけています。

その方が、結果的に、

お子さんのトラウマは早く解消していき、

登校できるようになります。


 

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お母様たったお一人でも

お子さんを決して見捨てないで、

 

とことん守るお気持ちを

しっかりお持ちいただければ、

 

お子さんは、早晩、必ず復活します。

 

お子さんの心の傷が癒やされれば

学校に行くのが恐いトラウマも消えます。

 

そうなれば

 

お子さんの笑顔も元気ももどり

誰からも促されなくてもお子さんは

自ら喜んで学校に、

勉強にもどっていきます。

 

苦労知らずの他の子どもたちよりも

精神的にたくましく、愛情豊かな

夢と希望と生きがいを持った

素晴らしい大人に成長して行くでしょう。

 

 

 

わが子の復活を

勇気と希望を持って

信じて待てば

 

お子さんは復活し

笑顔で元気に

自ら喜んで再登校する日が

必ず訪れてきます。

 

お母様、大丈夫です!

 

必ずお母様もお子さんも

近い将来、笑顔で

今の苦悩と辛さを

懐かしく振りかえる日がきます。

 

今日も元気に

頑張って行きましょう!!

 

 

 

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