不登校・ひきこもり解決：　子どもの自信を取りもどすことが解決の早道か？

(一部添削、再掲)

おはようございます。

不登校・ひきこもりのお子さんは心の中に

どのような気持ちをもっているのでしょうか。

あるいは、学校にいけない子どもに

共通しているのはどのような思いでしょうか。

◇　本人は意識していないが、学校に行くのが恐いというトラウマが心の奥にある。

◇　学校に行けないでいる自分は、ダメでだらしない子どもだと自分を責めている

◇　学校に行けない自分は、お父さんお母さんの期待を裏切っていると気づいている

◇　学校に行けない自分は、お父さんお母さんから嫌われている、あるいは嫌われるかもしれない、という恐怖心がある

◇　ダメで、情けなくて、親の期待を裏切り､親の期待に応えない自分は、幸せになれない、成功できない、惨めな人生しかないと、自分の将来に希望を見失っている。

　

別な観点からみますと、

お子さんを学校に行けなくさせている

このような思いを解消することにより、

お子さんは再び学校に行くことが

できるようになる訳です。

上記のようなお子さんの思いを解消するためには、

次のことが必要となります。

◇　子どもの心のしくみについて正しく知ること

◇　正しい対応法を知ること

◇　適切な方法でお子さんに接すること

このことはこのブログで何度も

書かせていただいていますが、

今日はもう一点、

大切なポイントを付け加えたいと思います。

それは、不登校・ひきこもりのお子さんに

共通していることのもうひとつは、

“自分に自信を持っていない”

ということです。

この“自分に自信を持っていない”

ということは、不登校・ひきこもりの

お子さんに限りませんね。

いわゆるニートと称されている若者たちにも

共通している特徴だと言ってもいいようですね。

不登校・ひきこもりのお子さんは､

学校に行けなくなる過程で

自分自身に対する自信を失っているようです。

その具体的なきっかけや原因は

次のようなものです。

◇　理科や英語などのテストの点数が低かった

◇　成績が悪かったら「なまけないで、もっと勉強しろ」と先生に言われた

◇　仲の良よかった友だちが自分から離れ､別の子と仲良くなった

◇　部活で仲間にシカト（無視）されたり、練習や試合中のミスで､陰口を言われた

◇　自分の容姿（背丈の批判、デブ､ブス、ダサイとかの悪口）を悪く言われた

◇　いつも「さっさと部屋を片付けなさい」とお母さんに言われる（いつも“おまえはだらしない子だ”と責められていると感じる）

◇　いつも「毎日しっかり勉強しないと良い学校に行けないぞ」と親から言われる（“おまえは頭が悪いから毎日勉強しなければダメだ”と感じる）

これらの例は一部ですが、

大人から見たら大したことのない

出来事や親や大人の言葉が、

お子さんにとっては心に核爆弾を

落とされたような甚大なダメージ

である場合があります。

その結果、お子さんは深く傷つき、

そして“自分に対する自信”が崩れ､

自信を失っていく…という

パターンが非常に多いんですね。

自分に自信を失ったお子さんは、

心が過敏になり、

心の抵抗力を失っていきます。

そして、以前であれば耐えることのできた

ちょっとした嫌な出来事にも、過剰に反応し、

その出来事とその周囲のものを

恐れるようになります。

学校で、クラスメートや友だちや

先生との間で嫌なことがあると、

元気なうちは気にしませんでした。

それが、今では学校に行くのが恐い､

学校に行きたくない、という

過剰反応をすることなっているわけですね。

しかし、そのような状況も、

お子さんが再び自分に対する自信を

取りもどすことにより、変化することができます。

子どもは自分自身に自信を持っているとき、

自信にあふれているとき、

この先を進めば嫌なことや苦手なこと、

トラブルや危険があるとわかっていても､

それを恐れません。

むしろ、子どもらしい冒険心を

働かせて､大人の目からみたら

危険とも無謀とも思えることを、

平然とやってのけます。

これが心が元気な子どもの自然な行動ですね。

では、不登校・ひきこもりのお子さんが、

お母さんからの何らかの働きかけにより、

再び自分自身に自信をもつようになったら、

どうなっていくでしょうか。

お子さんは、以前のままに、

学校に行きたくない､学校に行くのが恐い、

といって家にひきこもったままでいるでしょうか。

いえ、そうはならないですね。

お子さんは自信を取りもどすことによって、

心が癒され､もとともあった元気を

取りもどしていきますね。

元気を取りもどすと、子ども本来の、

知りたい・学びたい・勉強したい・友だちと遊びたい・

いろいろやってみたい・学校に行きたい…という

本能、潜在能力が復活してきます。

そしてやがて､お子さんはまた学校に

行きたいという気持ちを持つようになり、

学校に行き､そして前のように

友だちとも遊ぶことができるようになります。

お子さんが自信を取りもどす

プロセスのなかで、実はお子さんの

“学校にいくのが恐いというトラウマ”を

作り出したところの、お子さんの心の辛さが

徐々に消滅していくのです。

トラウマのもととなったお子さんの

心の辛さが消滅しますと、

学校に行くのが恐いという気持ちは

自然に消えていきます。

そして、ありがたいことに、

お子さんは不登校・ひきこもりを

乗りこえていくことで

多くの副産物を得ることとなります。

お子さんは大変な辛い思いをして

学校に行けなくなったわけですが、

自信を取りもどし､心を癒し､

再び心が元気になり、再び元気に

登校するようになっていくプロセスの中で、

実に多くのことを自然に学んでいきます。

そして、お父さんお母さんとの

心の絆が深まり､何が起こっても

揺るがない信頼関係ができます。

勉強や学校､先生や友だちやクラスメート

に対する見方が寛容になります。そして、

「こんな大変な時期を自分は乗りこえることができた！」

という自覚と自信が、自分の心の中で

いつの間にか育っていることに気づくのです。

お母さん､お子さんが自分に対する自信を取りもどすために、いま貴女には何ができるでしょうか？

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