ブリーフと聞いただけで、私の脳裏に浮かぶのは、「川俣軍司」。
昭和56年に起きた「深川通り魔殺人事件」の犯人の名前だ。
毎日のように悲惨な事件や事故が起き、テレビ等で報道されるものの、残念ながら自分たちの日常に関係のないことは記憶が薄れていってしまう。
遺族の方々の気持ちを考えることなく、日々の生活に追われ、記憶から消えていくのは仕方のないことかもしれない。
それでも記憶から消えることがない事件・事故はいくつかある。
その中のひとつが、「深川通り魔殺人事件」だ。
「主婦とその長女とベビーカに乗せていた長男の親子連れ3人に包丁を突き刺して死亡させ、更に、他の女性の腹部を突き刺し死亡させた。その後、二人の女性に傷害を負わせて、近くを歩いていた女性を人質に取り、中華料理店の六畳間に篭城した。」
私の中では、あの事件以来、ブリーフ イコール 「川俣軍司」になってしまった。
そのくらい川俣軍司が逮捕された時の映像は、奇妙で衝撃的だった。
逮捕時、刑事は板前に変装、川俣はブリーフと
白いソックス、口には猿ぐつわ
ブリーフ派?トランクス派?と聞かれたら、迷わずトランクス派。
子供は許せるけど、大人がブリーフ穿いてるのは、川俣軍司にしか思えないから。
川俣軍司は、薬物中毒による心身耗弱状態であった、として無期懲役となっている。
まさか仮釈放になって、どこかに潜んで生きてるということはないだろうか。
永遠に出所しないことを祈る。
若い方は知らない事件だと思いますが、この事件で私は初めて「通り魔」というものを知りました。