【評議会】ロイヤルガード隊長・ベルナルドの手記Ⅴ「胎動」前編
消息不明の研究者と紛失した本の捜索は遅々として進んでおらず
今日もHerbal Splendorで頭痛薬を処方してもらいましたのよ。
ふぅ・・・。
何が何でもムーングロウで探し出さなくてはいけない。
調査団に派遣している市政補佐官のaloneからは
トリンシックの魔導研究所で薄汚い男がいたらしいと報告があったわ。
トリンシック北東の兵舎の前のあの建物よね・・・?
薄汚いって・・・凄く嫌だわ。おぉ、やだやだ。
とにかくもう一度、ライキュームで話を聞く必要がありそうだわ。
町の襲撃でショックを受けて休んでいた
書庫の管理をしているAllyが出てきているみたいだし、
少し話を聞いてみることにするわ。
Allyに頼まれて、しぶしぶトリンシックに向かったのだけど
「Kabur・・・?」
今や覚えている者も少ないかもしれない。
現王であるブラックソン・・・当時はロード・ブラックソンであったが
彼を復活させたのは、何を隠そうエクソダスに他ならない!
エクソダスを背信し、エクソダスと共にあるロード・ブラックソンの姿を見た
ジュカ族のウォーロード・・・Kabur・・・
あの時、エクソダスは過去から滅んだはずのジュカ族とミーア族を蘇らせ
彼らの居城までもを過去から引き出したのだ!
居城はまた崩壊し、元の廃墟と化しているが、
ジュカ族は無人都市だったMistasを占領し現在に至っている。
これは・・・どういう事・・・?
Kaburが鍵を握っているとなると・・・Mistasに向かうしかなさそうね
嫌な予感しかしないけど、今は情報を先につかまなければ。
Mistasに向かうイルシェナーのアンクは「誠実」
そしてそれは、ムーングロウの徳。
Mistasに入ると入り口の城壁に人影があるのが見えた・・・。