不況下の一大政策として、アメリカでは開国以来となる利下げが発表されました。
【 先日のエントリーはこちら → 不況下の雇用問題 】
今回のFOMCで発表された政策金利は0~0.25%ということで、マーケットの予測を大きく上回る下げ幅となりました。
実質のゼロ金利政策です。
こうなると今後はユーロも利下げに動いてくる可能性も大きく、日本も再びゼロ金利となることでしょう。
そして、その結果として表れてくるのが「円高」です。
13:30現在、1ドル88円の後半で推移しているのですが、果たして今後はどうなるのか・・・。
今回のFOMC利下げ発表により日米間の金利差は逆転してしまい、日本の金利の方が高くなってしまったので、無謀にも外債投資に走った投資家にとっては目も当てられない現実となってしまいました。
さらに、先述の通りこのままでは日本の輸出企業のマイナスは膨らむばかりとなり、特に自動車・電機・精密機器、といったセクターは悲劇的な状況になってしまうことでしょう。
現時点では為替も株価も全く先が見えない状況なので、「割安」だとかそういった判断をする事はとても危険です。
それでも、私の個人的な予測ではあるが、今の状況よりも「上」に行くことは、まずないだろうと確信しています。
アメリカが開国以来の大幅利下げに踏み切ったことにより昨晩のNYマーケットはダウが359ドルと大幅に値を上げましたが、冷静に考えると、ここまで大きな材料を出したのにも関わらず、たった359ドルの上げ幅しかない、と見ることもできます。
オバマ新大統領にとっては、大統領就任直後での「金利引き下げ」という最大の武器を既に使われてしまった訳であり、年明けの新政権がその他に実施できるとすれば、ドルを増刷してCPを買い取るか、不良債権を買い取る、といった事ぐらいしか手段は残っていないでしょう。
上記のような数ヵ月後の事を考えるだけでも先細りな状況の中で、とても「上値」を買う理由にはならないのではないでしょうか。
このままだと、そう遠くないうちに全世界が「ゼロ金利」ということになりそうです。
そうなってしまった場合、「金利差」を目当てにFX市場に参入してきた数多くの素人投資家達は悲惨な現実を目の当たりにすることでしょう。
一時期テレビで日本円をドルへ変える為に換金所に行列ができたり、「外貨が品切れ」といったおかしな状況もありましたが、当時「安いから」という理由で行動に移した人達も、今はどのような心境なのでしょうか。
「まだ」は「もう」なり、「もう」は「まだ」なり
相場の行く先は神様しか分かりません。
私もあなたも、決して安易な理由で誤った投資判断を行わないように気をつけたいですね。
あなたにとって、明日が今日以上に輝ける日でありますように。