3月25日、3月28日をもって
息子が2つのサッカークラブから卒業します。
6年間続けたサッカー。
2つのチームに所属し、
最後の1年間はキャプテン、副キャプテンも
任されていました。
この一年、
中学校に進むにあたり、
サッカーを続けるか否か
息子と話し合いを重ねていました。
実は…
息子の進学する中学校には
サッカー部がありません。
サッカーを続けるためには
サッカー部のある学区外の中学校へ行くか、
セレクションを受けてクラブチームに入るかを
選ばなくてはなりませんでした。
しかし
息子はどちらの選択肢も選びませんでした。
息子にとってサッカーは
目的ではなく手段だったのだと思います。
信頼する仲間と練習を重ね、
自分の、自分たちのイメージするプレーを楽しむ。
これまで他のチームから
移籍を打診されることもありましたが
息子は首を立てに振ることはありませんでした。
試合で対戦する多くのチームは、
まるで監督がコントローラーを持って
ゲームをするかのように
子供たちを思い通りに動かします。
子供たちは自分の頭で考える機会を奪われ
監督の思い通りのプレーをするだけ。
それができなければ怒号が飛ぶ…
そんなチームとプレーをするたび息子は
「あいつら何のためにサッカーしてんの?
あんな監督の言いなりで何が楽しいの?」
と、怒ったように言っていました。
息子のチームは
子供たちが自分で考えてプレーをすることに
重きを置いています。
自分のプレーをしたい!
この仲間とプレーを楽しみたい!!
最後までそのことにこだわった息子。
学区外の中学校のサッカー部の監督から
声をかけてもらったり、
クラブチームを紹介するからサッカーを続けないか
と、お話をもらいましたが…
息子はただ単にサッカーをしたいのではなく、
信頼する仲間と一緒に
よろこびや悔しさを分かち合いたい。
それは新しい道に進んでもできる。
息子がそう考えるようになったのは、
この頃だと思います。
そして、
息子が出した答えは最後まで揺らぎませんでした。
親の方が残念で…
もっともっと息子のプレーが見たかった!
センターバックから仲間を鼓舞する息子。
その頼もしい背中をもっともっと見ていたかった!
新しい道へ進む息子も見たいと思う。


