昨年12月17日、18日と仙台へ出張した時の記録の一部で、5題目、最終回です。1回の出張でブログ5題、まさに「サラミ出版*」です。でも、研究論文ではないので(笑)。
*サラミ出版:(旅日記(73)の再掲)
ひとつの研究で得られた結果をいくつかに分けて(小出しして)論文化し、論文数を増やすこと。サラミソーセージを薄く何枚もにスライスすることに例えた。不正行為とは言えないが、研究倫理的には避けるべきとされる。(日本学術振興会「科学の健全な発展のために」編集委員会編:科学の健全な発展のために-誠実な科学者の心得-.丸善出版,東京,2015,p.70)
仙台2日目の12月18日(月)は仙台駅に隣接するホテルの会議室へ15時頃までに行けばよいので、私が宿泊したホテルには11時のチェックアウト制限時間間際までいました。何しろ寒い日だったので。
さて、ホテルを出てどうしましょう。
当初考えていたのは、高校サッカーの名門、常盤木学園高校へ行ってみることでしたが、外を歩くのは少々つらかったので、せっかくの仙台ということもあり、これまで乗ったことのない仙石線で松島へ行くことにしました。
もっとも、正しくは初めての仙石線ではなく、2014年に仙台へ来た時に仙台から榴ヶ岡まで、ひと駅だけ乗っています。その時は地下鉄感覚でしたので、ある意味、ちゃんと仙石線に乗ったのが初めてということです。
旅程は単純で:
仙台(1149)===[JR仙石線]===(1229)松島海岸
です。
本来は「松島」や「松島へ行ってきた」、あるいは「初めての松島」などのタイトルにしたいところですが、時間がなく、行って帰ってきただけなので、「初めての仙石線」にしました。
始発のあおば通駅を出た205系電車は次の仙台駅に到着です。
入線するモハ205
線路には雪がかかっていました。
福田町駅付近
本塩釜駅から東塩釜駅までは、塩釜港を間近に見ることができます。
塩釜港(本塩釜-東塩釜間)
電車は次の陸前浜田駅を経て、松島湾を見ながら松島海岸駅へひた走ります。
松島湾(東塩釜-陸前浜田間)
そして松島海岸駅へ到着です。
松島海岸駅
下車後、まずはこのあたりをブラブラしました。
駅近くの松島公園からながめた松島湾です。カキの養殖で有名ですね。
小さな島がたくさん見えますが、私には島名までは同定できません。地理院地図に倣って、松島群島としておきましょう。
松島公園から松島湾を望む
この地区には伊達政宗ゆかりの観瀾亭という月見ができる宿泊施設があるのですが、そこへ寄っている時間はなく、写真を撮ってスルーです。
観瀾亭
海岸線に沿って少し歩くと、観光船の桟橋に出ます。
船に乗っている時間はないので、そこから海を眺めました。左前方の島にあるのは臨済宗の仏堂である「五大堂」です。
観光船発着所からの眺望
付近を散策したり、観光船に乗ったりということをせず、この寒空の下、早く仙台へ戻った方がよいと考えた私は、松島滞在時間わずか42分で松島海岸始発の電車に乗りました。
偶然にも、その電車は宮城県出身の漫画家、石ノ森章太郎さんにちなんで造られたラッピングカー"マンガッタンライナー"でした。
松島海岸(1311)===[JR仙石線;マンガッタンライナー]===(1349)仙台
仙石線 マンガッタライナー
この電車、座席はロングシートなのですが、肘置きのペアシートが2つ並ぶ(計4席)、変わった作りでした。4席並びの両端にひとりずつ座ると、カップルは中の2席に肘置きを挟んで座ることになるのでしょうか?それじゃ、寄り添えないですね。可哀そう。
そして、仙台駅近くの私が宿泊したホテルに戻り、宿泊者が自由に使えるライブラリーカフェで一休みし、改めて仕事に向かいました。
ちなみに、その日、会議終了後の名古屋への帰路は
仙台(1844)===[やまびこ156]===(2048)東京(2103)===[のぞみ261]===(2239)名古屋
でした。
より早く名古屋に着くには、仙台発18時31分、又は18時57分の「はやぶさ・こまち」があるのですが、どちらも自由席がないので、自由席派の私はやまびこに乗るしかありません。
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