この記事、最初はコパ・アメリカでのCOVID-19を話題にしようと思ったのですが、その後、日本国内においても摩訶不思議な動きがたくさんあるため視点をオリパラに変えました。
オリンピック/パラリンピック(オリパラ)が強引に開催されようとしている。
一方で、人流を抑えながら。
日本では大きくは報道されていないが、英国の公共放送BBCはG7後にCOVID-19感染者数が急増していると伝えている。政府は「G7とは関係ない」と言っているようだし、G7参加者自体の問題ではないかもしれない。しかし、報道陣やその他の人々の移動は関係ないだろうか?
小さな街の限られた地域で突出しているのは、やはり不自然だ。
サッカー界をみると、これも日本ではあまり大きく報道されていない*が、ブラジルで行われているサッカーのコパ・アメリカでは選手を含めた多数がCOVID-19に感染したと米国のテレビ局CNNが伝え、更に、昨日のAP通信によれば、コパ・アメリカ関係者のうち166名がCOVID-19陽性を示し、多くがワクチン未接種の外部労働者であるという。
*名古屋のブロック紙「中日新聞」(東京では東京新聞)には6月24日に掲載されていた。
<中日新聞2021年6月24日>
日本で行われるオリパラでは関係者の移動はバブル方式で、外との接触はないとされているが、ウガンダ選手団の事例でそれは覆されたといってよいだろう。
また、コパ・アメリカでもバブル方式がとられていたという。
これはこれで驚きだが、もっと驚くのは日本の組織委員会がアルコール飲料の販売を断念したということだ。断念したということは、それまで行う方向でいたということで、こんなトンチンカンなことはない。
さらに、一部の関係者は一定の条件の下でバブルの外に出ることが許されるというのだ。
これらでわかるのは、一部の権力者が無力、無能な**(と私が思う)組織員会等を操り、コロナの一程度のまん延は受容しつつ、なんとしてでもオリパラの開催に突き進んでいることだ。
**言い過ぎかもしれませんが、実際のメンツ(五輪相を含む)を見てそう思いませんか?
そんなこととは無関係に、オリパラを目指して日夜努力してきたアスリートのことなど全く眼中にない。
あるのは、ただ、金(カネ)と地位だけ。
本当にこのまま突き進むなら、はっきり言うべきだ。
「オリパラは開催します。選手のみなさん、観客の皆さんには新型コロナに感染する覚悟をしておいてください。精一杯の防御は当日の10日くらい前までにワクチン接種(2回目)を終えておくことです。あとは自己責任ですので、ご了解のほど。」
と。
「オリパラ観戦に行った人はわが街、わが県へは戻るな!」などという、昨年あちこちで見られた光景が再現されそうな予感すらする。
菅義偉など、「日本国としてオリパラ開催を断念する。」と言った方が支持率の上昇に効果があると思うのだが・・・
お金はかかっても、将来のためにもなるし。
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