先月29日(水)、いつものように駅から職場まで"ting-a-ling-a-ling"と自転車を走らせ、住宅地を抜けていきました。その時、ん、何かいる!
ここは自転車を停めて近寄るしかありません。
おお、キタテハです。この辺ではよく見かける蝶です。
まだ気温が低いため活発には動けないのかな?
近寄っても逃げていきません。
日本自然保護協会が昨年発表した報告書によれば、日本におけるキタテハの年間減少率は6.5%ですから、10年で約半数になる計算です。
確かに、ジワジワと減少していくのかもしれません。
ただ、今のところ、少なくともこのあたりではキタテハの幼虫の食草であるカナムグラがあちこちに見られますから、急激に減少することはなさそうです。
キタテハ、アカタテハなどの「タテハ」は漢字では「立羽」と書き、翅を閉じて(立てて)止まることから名づけられたようです。
キタテハの学名 "Polygonia c-aureum" の c-aureum は金色の c とでもいうのでしょうか。ちなみに、シータテハの学名は "Polygonia c-album"(白いc)です。
キタテハは翅をゆっくり開閉しつつ歩き回り、そのうち飛び立っていきました。
これ以上その場に留まる必要がなくなった私は、遅刻せずに職場へ着くことができました。
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