リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展@ザ・ミュージアム | (新)なごやん

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 東京渋谷のBunkamura、ザ・ミュージアムで「リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」が開かれているので、12月11日(水)、毎度のように東京出張時に時間を縫って行ってきました。

<本企画のリーフレットとチケット>

 

 ザ・ミュージアムは東京で私が最も多く行く美術館のひとつで、恐らく、名古屋のいくつかの美術館より馴染みがあります。

 渋谷駅からチョットだけ歩かなければなりませんが、よくも悪しくも有名な(笑)渋谷交差点から見渡すことができるので雑踏の中でも道を間違えることはありません。

<日比谷交差点から望むBunkamura>

 

 当初12月23日まで開催の予定でしたが、"好評のため"12月26日まで延長されていました。

<開催期間を12月26日まで延長>

 

 展示はジャンルごとに第1章から第7章までに分けられていました。

 

 宗教画ではクラーナハコスタルーベンスなどの作品が並びます。

<ルーカス・クラーナハ(父)「聖バルバラ」>

 

 そして神話画・歴史画へと移りますが、私はこの辺の知識があまりにも不足していて、この展覧会に限らず、今ひとつのめりこめません。

 

 近世のヨーロッパ上流階級では東洋の陶磁器を所有することがひとつのステータスを示していたようで、中国や日本の陶磁器が多く並んでいました。

<磁器:有田;金属装飾:イグナーツ・ヨーゼフ・ヴュルト「染付山水文金具付ポプリ蓋物」>

 

 第5章「風景画」に展示されていたハインリヒ・ラインホルトの「オーストリア・アルプスを探索する画家たち」やフェルディナント・ゲオルク・ヴァルトミュラーの「イシュル近くのヒュッテンエック高原からのハルシュタット湖の眺望」などは単に風景画というだけでなく、記録としての価値があるということです。

<フェルディナント・ゲオルク・ヴァルトミュラー「イシュル近くのヒュッテンエック高原からのハルシュタット湖の眺望」>

 

 第7章 花の静物画 のコーナーは撮影可能になっていました。朝のうちは比較的空いていた展示会場も11時頃には多くの入館者があり、しきりと写真を撮っていました。

<第7章 は撮影可能>

 

 ヤン・ファン・ハイスムフェルデナント・キュス等の静物画が並びます。

<第7章のディスプレイ~人が入らないように撮るのは結構難しい>

 

  静物画の間には窯・帝国磁器製作所のカップや受皿が展示されていました。

<フェルディナント・エーベンベルガー,マティアス・シュヴァイガー「薔薇花束文カップと受皿」>

 

 アントン・デーリングイグナーツ・ヴィルトマンの「金地花文ティーセット」は目を見張るものでした。

<アントン・デーリング、イグナーツ・ヴィルトマン「金地花文ティーセット」>

 

 展示作品は全部で126点あり、結構疲れます。

 

 この展覧会の会期は上記のように12月26日まで延長されています。

 

 その後、来年1月12日から2月24日まで宇都宮美術館、3月6日から4月19日まで大分県立美術館、5月2日から7月5日まで東京へ戻り東京富士美術館、7月14日から9月6日まで宮城県美術館、そして9月18日から11月29日まで広島県立美術館へ巡廻します。

 

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