「高齢者による交通事故が多い」というのは間違いではありませんが、年代別運転者人口比では、交通事故を起こす人が最も多いのが20歳台以下で、次が80歳以上です。その間の30代から70代の運転事故者数割合には大きな差はありません*。ですから、65歳以上を「高齢者」として一括りにするのは必ずしも正しくはありません。
*警察庁交通局:交通事故の状況(1)年齢層別の状況.平成30年中の交通事故の発生状況,警察庁,2019年3月,p.17
とは言え、私はかねてからある年代以上になったら一旦運転免許証を返上し、どうしても必要な人は改めて試験を行った上、取得し直してはどうかと考えていました。
そんな年齢が近づき、「もうそろそろ返納しようか。」と言うと、周囲から「もうやめるの?」とか、「これから必要になることがあるかもしれないよ。」とか言われました。しかしこの先、愛知県、広くても東海地方以外で生活することはないと思われます。だとしたら車なしの生活は苦痛ではありません。
運動機能が衰え、歩くのも困難になったら。・・・そうなったら、運転なんぞしてはイカンでしょう。
決断は今、まだ判断力が保たれている(であろう)今です。
そう、まさに♪ Come the day and come the hour. Come the power and the glory・・・(ラグビー、アイルランドナショナルチームの試合前に歌われる非公式国歌「アイルランド・コール」)です。
ということで、先月13日、運転免許証を自主返納しました。
そしてもらってきました。運転経歴証明書です。
寂しいなと思っていると、ふと19世紀に作られた、イングランドからオーストラリアへ島流しになった囚人の歌、「ボタニー湾(Botany Bay)」が頭をよぎりました。
♪ Farewell to Old England forever ・・・
口ずさんでいるうちに、いつの間にか自分に向けたパロディーになっていました。
♪ Farewell to my licence forever ・・・
さよなら、運転免許証。
運転免許証の数年前の私の顔写真ともお別れです。(→実際には返却してくれました。)
若い頃は昆虫採集にもよく車で行きました。遠方の観光にも車で出かけたものです。
その頃乗り回していたのは鮮やかなエメラルドグリーンの「ブルーバード(日産)」でした。
スピード違反や駐車違反で反則切符を切られたこともあります。
どれも「古き良き時代」の思い出です。
新しい運転経歴証明書は身分証明書の働きをしてくれるはずです。
そして、これからも移動の主役は日常でも旅行でもチャリンチャリン(ting-a-ling)と走る自転車と公共交通機関です。
青春18きっぷ、乗り放題きっぷ、なんちゃらフリーパス、コミュニティバス、レンタサイクル・・・
私にとっては来る日も来る日も、それぞれが「ノーカーデー」です。
元歌はオーストラリアのミルシア・ロウェルズが歌うソプラノをお聴きください。
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NO CAR DAY
(1)
♪ Farewell to my licence forever
Farewell to my young face as well
Farewell to my good old days' memories
I know this new card should work so well
==Refrain(Chorus)==
Riding ting-a-ling-a-ling, ting-a-ling-a-ling, addity
Riding ting-a-ling-a-ling, ting-a-ling-a-ling, ay
Riding ting-a-ling-a-ling, ting-a-ling-a-ling, addity
Each day is for me "No Car Day"
(2)
♪ Since I gave up my green "Bluebird" long ago
I've wandered on my bike too far
Although travelling is for me not easy
I'm touring without my own car
↑
パンフレット等ではなく、全て私が撮った実物の写真です。(よくぞ同じ様なアングルで撮れたものだと我ながら感心。)
==Refrain(Chorus)==
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相互りンク⇒アクティブなごやん