現在、フィンランドの建築家、アルヴァ・アアルトの展覧会が名古屋で開かれています。
私も先日行ってきました。
場所は名古屋市美術館です。「アルヴァ・アアルト-もうひとつの自然」というタイトルがついています。
アアルトを世に知らしめたのは結核患者のための保養施設(パイミオのサナトリウム)のようですが、いくらなんでもその施設を持ってくるわけにはいかず、会場では周辺の風景とともに、サナトリウムの一室が再現されていました。
アアルトはまた、建築のみならずデザイナーとしても数々の作品を残し、特にフィンランドの湖をイメージした、「サボイ・ベース(花瓶)」はその代表作ということです。ちなみに「サヴォイ」はレストランの名前です。
この展覧会では数か所にフォトコーナーが設けられていて、アアルトの作品やそれに基づく家具等が置かれていました。
いつものように、私はジュニアガイドを参考にしながら観ていきました。
私がこの種(建築家)の展覧会に行くことは少ないのですが、建築物も、単に機能だけでなく芸術を追及するという点では、まさに「アーツ・アンド・クラフツ運動」に通じるものだと思いました。
これは特に第4章の「よりよいものを毎日の生活に」で顕著でした。
この展覧会はアルヴァ・アアルト美術館とドイツ、ヴァイル・アム・マインのヴィトラ・デザイン博物館(ムゼーウム)の共同企画で世界各地を回っているようですが、日本では神奈川県立近代美術館葉山(2018年9月15日~11月25日)を皮切りに、名古屋では2018年12月8日から2019年(本年)2月3日まで開催され、その後、東京ステーションギャラリー(2月16日~4月14日)と青森県立美術館(4月27日~6月23日)へ巡回するとのことです。
相互リンク⇒アクティブなごやん(ゴートク、ブンデス、HSV)