先日、JRの車内に主として清掃業を行う企業が発行する「週間害虫」という雑誌の吊り広告がありました。「川柳コンテスト」の入賞作品です。
掲載されていた8句のうち、なんと3句がゴキブリネタです。
ゴキブリが「旦那」の身代わりとなってひっぱたかれたり、住み込んでいるゴキブリが家賃の請求をされそうになったり・・・
まあ、嫌われ者ですワ。
＜"害虫"川柳コンテストに現れた「ゴキブリ」＞
確かに「不快害虫」であったり「衛生害虫」であったりするゴキブリですが、そんなこと言ったら、アカタテハやルリタテハなどは堂々と公園のトイレに入っていきます。ただ、彼らはなぜか「衛生害虫」とは呼ばれません。「不快」じゃないからでしょうか？
もっとも、ゴキブリの中で暖地性で大型の「サツマゴキブリ」は森林など野外に生息し、羽が退化し飛べないため、そこそこ人気があり、飼育する人もいるようです。
＜サツマゴキブリ（鹿児島県大隅半島で捕獲）＞
昆虫好きの私もゴキブリは好きではありません。標本もこのサツマゴキブリを1頭持っているだけです。嫌いな上司や気に食わない政治家だと思ってひっぱたくわけでもありませんが・・・
そうそう、何年か前、名古屋の某有名中高一貫校の女子部の中学入試（理科）に「ゴキブリを腹面から見た時の絵を描き、足（脚）を付け加えよ。」という（内容の）問題がありました。
これ、良問ですね。トンボだと簡単過ぎて全員正解になってしまいますし、クワガタやカミキリも易しそうです。テントウムシだと少々迷うかもしれません。ゴキブリだと・・・そもそもゴキブリが昆虫であることを知らない受験生もいそうです。
そんな折、ある新聞の「いま子どもたちは」シリーズの「昆虫LOVE」で、中高の部活でゴキブリの生態に関心を抱き、その研究ができる大学へ進学した少年の話が載っていました。頼もしい限りです。
と、今日はゴキブリの話でした。
相互リンク⇒アクティブなごやん
チョウだけが昆虫ではありません⇒
こちらもよろしく⇒