デビッド・ロビンソンとティム・ダンカンが築いた鉄壁のツインタワー | 新時代のリアル

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元スパーズの『提督』デビッド・ロビンソン、ティム・ダンカンの加入は「人生の転機」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6fba398623a2bced5d9a1eccb1120df22f37d14
 
1997年、当時サンアントニオ・スパーズのエースだったデビッド・ロビンソンはどん底にいた。
背中の怪我で6試合しか出場できず、20勝62敗とチーム史上最悪の成績に終わっていた。
32歳になりキャリアの終盤にさしかかっていたが優勝は未だ果たせておらず、誰もが優勝することなく引退するだろうと予想していた。
ところが、思わぬ幸運がありドラフト1位で大学ナンバーワンプレイヤーのティム・ダンカンを獲得したのだ。
 

 
ダンカンは213cmの長身に抜群の身体能力、高いバスケIQを持ちNBAの将来を担う存在だと期待されていた。
ロビンソンはダンカンに自分の持っているスキルを全て教えることで次期エースに育て上げる方針を取った。
ダンカンはその期待に応え新人王になっただけでなく、オールNBA1stチームにも選ばれるほどの怪物ぶりを見せた。
216cmのロビンソン、213cmのダンカンのツインタワーは鉄壁で、1999年・2003年と2回優勝している。
 
 
 
中でも1999年にキャリア10年目にして初優勝を手にしたロビンソンの喜びようは今でも忘れられない。
 

 

それまでロビンソンは勝利への執念が足りないと批判されていたが、エースの座をダンカンに譲り、ディフェンスとリバウンドで献身的にサポートする姿を見て、これこそが勝利への執念なんだと感じた。

エースと呼ばれるプレイヤーはエゴイストで自分がナンバーワンでなければ気が済まないタイプが多い。
マイケル・ジョーダン、シャキール・オニール、コービー・ブライアントが良い例だ。
その点ロビンソンとダンカンは目立つことを好まず、チームの和を第一に考える稀有なプレイヤーである。
その姿勢は後輩達にも受け継がれ、現在までに優勝5回、22年連続プレイオフ出場という前人未到の記録を打ち立てている。
これから先も長期にわたってここまで安定した成績を残すチームはそうそう現れないだろう。
ロビンソンとダンカンがNBAに残した功績はとてつもなく大きい。