時を超える絆~TSUKEMEN結成11年目の旅立ち | 新時代のリアル

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今年でTSUKEMENは結成11年目を迎えます。

新たな旅立ちを祈願してアルバム「時を超える絆」とDVD「TSUKEMEN10年のキセキ」が同時発売されました。

今回の作品では「絆」をテーマにした3つのプロジェクトが収められています。

 

1つ目は合唱曲「時を超える絆」です。

作詞はさだまさし、作曲はTSUKEMENが担当し、そこに長崎の高校のコーラス部の美しいハーモニーが絡まったことで世代を超えたコラボが実現しました。

「生まれる時代が100年ほど離れたらこうして出会う事など無かったはず」

 

「この広い宇宙の中で同じ時代を生きる奇跡」

 

「生命は誰かを救うためにきっと生まれる」

 

「あなたにわたしは救われ わたしはあなたを永遠まで護ってゆく」

 

絆と一言で言っても友達との絆、家族との絆、そして大切な人との絆など色々あります。

これまで絆についてあまり深く考えたことがなかったのですが、もしも生まれてくる時代や国が違っていたら、今いる人達との絆は間違いなく存在していませんでした。

そう考えると、人との人との絆は何億分の1の確率で生み出された奇跡の産物と言っても過言ではないと思います。

 

2つ目はメンバー3人で信州の武将をテーマにした組曲「真田組曲」です。

 

第1楽章は真田幸村をモチーフにした群雄割拠(TAIRIKU作曲)

 

第2楽章は霧隠才蔵をモチーフにした青い炎(KENTA作曲)

 

第3楽章は猿飛佐助をモチーフにした疾風迅雷(SUGURU作曲)

 

で構成されています。

 

曲を作るに当たって、3人はそれぞれモチーフにした人物の縁の地を訪れ、曲のイメージを膨らませました。

 

TAIRIKUは上田市で行われた真田武者行列の熱気を実際に味わったことで真田幸村への愛が強くなりました。

 

KENTAは自分自身の心を見つめるために安楽寺で座禅に取り組み霧隠才蔵の像に近づけるように努めました。

 

SUGURUは角間渓谷の散策、菅平高原のラグビー合宿など身体を動かすことで猿飛佐助のイメージを深めました。

 

旅が終わって出来上がった組曲は壮大でストーリー性のある仕上がりとなってファンのもとへ届けられました。

 

3つ目はバンドバージョンのTSUKEMEN-NEWXTです。

これまでTSUKEMENは3人だけの生音にこだわって来ましたが、10周年を迎えてもっとファンと一体になりたいという想いから実現しました。

リハーサルでは新たな発見の連続で、TAIRIKUとKENTAはエレキバイオリン、SUGURUはキーボードと初めて出会い、試行錯誤しながら練習に取り組んでいました。

ライブではペンライトの使用や掛け声があったりと盛り上がることに重点が置かれていて、本人達が生き生きと演奏していたのが印象に残りました。

これからのTSUKEMENの音楽がどのように進化して行くのか非常に楽しみです。

 

TSUKEMENはデビューの頃はいわば新卒のような状態でガチガチに緊張して演奏していました。

全国ツアーや海外公演などを経てメキメキと実力を付け、今では日本を代表するインストユニットへと成長しました。

これからの活動について、3人は世界ツアーができるようになりたいと語っています。

実現までに様々な壁にぶつかると思いますが、この10年間で育んだ強い絆で乗り越えると信じています。

 

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