血液型には、表現型と遺伝子型の2つの分類法があります。
表現型は、A・O・B・ABの4つで、占いなどにも用いられるポピュラーな分類法です。
一方、遺伝子型ですが、AはAOかAA、BはBOかBB、OはOO、ABはABと表記されます。
遺伝子型は、AO・AA・OO・BO・BB・ABの6つで、DNA鑑定などに用いられるくらいで通常はあまり用いられません。
両親の血液型が子供にどのように遺伝するかについてですが、以下の通りになります。
①A×A
(ⅰ)AA×AA→AA100%
(ⅱ)AA×AO→AA50% AO50%
(ⅲ)AO×AO→AO50% AA25% OO25%
②A×O
(ⅰ)AA×OO→AO100%
(ⅱ)AO×OO→AO50% OO50%
③A×B
(ⅰ)AA×BB→AB100%
(ⅱ)AA×BO→AB50% AO50%
(ⅲ)AO×BB→AB50% BO50%
(ⅲ)AO×BO→AB25% AO25% BO25% OO25%
④A×AB
(ⅰ)AA×AB→AB50% AA50%
(ⅲ)AO×AB→AB25% AA25% AO25% BO25%
⑤O×O
(ⅰ)OO×OO→OO100%
⑥B×O
(ⅰ)BB×OO→BO100%
(ⅱ)BO×OO→BO50% OO50%
⑦AB×O
(ⅰ)AB×OO→AO50% BO50%
⑧B×B
(ⅰ)BB×BB→BB100%
(ⅱ)BB×BO→BB50% BO50%
(ⅲ)BO×BO→BO50% BB25% OO25%
⑨B×AB
(ⅰ)BB×AB→AB50% BB50%
(ⅲ)BO×AB→AB25% BB25% BO25% AO25%
⑩AB×AB
(ⅰ)AB×AB→AB50% AA25% BB50%
ここでよくある疑問が、「A同士なのになぜ子供はOなんだ?」という疑問です。
この場合、両親共にAOなので、表現上はAですが、劣性遺伝子としてO遺伝子を持っています。
Oの遺伝子が2つ合わさって、子供がOになったと考えれば分かりやすいと思います。
また、「AOかAA、BOかBBでは、性格に違いは現れるのか?」という疑問もよく聞かれます。
僕個人の印象では、O遺伝子の有無によって多少の違いはある気がします。
AOはAの割には大雑把で部屋の掃除が苦手な人が多いです。場の空気を読んで行動する能力はピカイチで高い社会性を持っています。
BOはBの個性の強さが抑えられ、大らかでマイルドな印象を受けます。多少適当な所があるが、どこか憎めない魅力があります。
AAは純粋Aということもあり、非常に几帳面で綺麗好きです。他人にも非常に厳しいので、雰囲気がピリッと引き締まります。
BBは「これぞ!典型B」という性格で、我が道を行くという表現がピッタリだと思います。好きな事を見つけるとトコトンはまる傾向があります。
これはあくまで僕個人の意見なのでご参考までに。
血液型についてあれこれ深く探究すると結構面白いですよ。