~映画・小説・アニメとかの感想~ ~映画・小説・アニメとかの感想~




今回読んだものは、先日読んだ‘プシュケの涙’の続編にあたる、ハイドラの告白とセイジャの式日です。


プシュケの涙の由良君のその後のアフターストーリーなのですが、


なんというか、、、、う~んOo。。( ̄¬ ̄*)  という内容でしたダウン


由良彼方はもちろんプシュケの涙の登場人物がでてきます、、、が


正直、出す必要性も感じられないほど、語られません。



というのも、プシュケの涙で、出てきてた吉野彼方の父親らしき画家など、


興味深い人物のエピソードがあるのですが、特にプシュケの涙との絡みはなく、


「で、それで、、、??」みたいに終わっているのです。。。


一番知りたかった、え戸川君や日高さんのその後は、、、なし!


また、いろいろと事件は起きるが、あまり詳細を語られぬまま、

謎をすべて解決せず、あとは読者に任せます、、、なのか?


の、わりに結構スッキリ終わっているのですが、由良先生が先生になろうがならまいが、


どうでも良いのですがあせる




う~ん、個人的には、この続編はあまり要りませんでした(TωT)


これならプシュケの涙のあまりも切なく終わった方が良かった気がします。


続編というより番外編、外伝?みたいな感じですね。



と、いうわけで、ジェケ買いしてしまった、今回の3部作、


表紙がとても綺麗で、手元に置いておくのは良いですが、内容の


お勧めは一巻にあたるプシュケの涙のみって事でお月様





言わずと知れた、名作、映画ですビックリマーク

名前は知っていたけれど、まだ見てませんでした。


内容は、無実の罪で刑務所に入れられた男が脱獄するお話。


↑こう書くと、味気なく、おもしろみのない話に見えますが、


少し見始めると、その奥深さ、なんとも言えない魅力に引きこまれます。


BGMの音楽もまた良いんです(・∀・)


この脚本のすばらしいと感じたところは、


まず、良い‘逆転’が起こるところです。


①主人公は、まず、殺人を犯したと見せかける。

↑実際、僕は犯してないんだろうな~とは思いましたが…( ̄ー ̄;)

皆さんも、「やっぱり!」って思うんじゃないでしょうか?

結局、終盤で無実だと分かるけど、それが無実だからどうこうなることはありません。

ただ、主人公が無実で19年間も刑務所に入れられることになっている

悲壮感を増幅させています。が、最終的には幸福感を倍増させているんです。



②ロックハンマーが脱獄の穴掘りには使えないと思わせる。

↑これは完全に騙されました(>_<)


さすがに、はじめはそんなこと言って結局脱獄に使うんだろう?と思っていました。


しかし、主人公はその素振りもせず、また映画のストーリーもその片鱗も見せないことで、


チェスの駒作りに使うんだ~くらいにしか思わなくしているんですあせる


実際、脱獄をテーマにした映画はたくさんあるし、おもしろいのもたくさんある(プリズンブレイクとか)けど、


こうも脱獄する素振りをまったく見せずに、やってのける映画はあまりないのではないでしょうか?

しかも、彼の脱獄は、牢が一番端であることが前提条件ですが、


そのことは、脱獄後の朝の点呼まで、見ているものには分からないようにしているんですアップ


いや~、騙されて気分良くさせるとは、素晴らしいですニコニコ



③主人公が自殺すると見せかける。


直前のブルックスの自殺、無実が分かったがどうしようもない無力感、目撃者の抹殺、

冷酷な現実、1.8メートルのロープ、、、すべてが自殺を促す要因となって、見ている者がひやひやします。


なぜなら、こうまでどうしようもないと、本当に自殺していまうんじゃないかと思ってしまいます(T_T)



ですが、最終的に、①~③すべてが、良い方向に騙され、ハッピーエンドでこの映画は終わります。


終盤のどん底から、一気に主人公が救われていくのを見て、ただ感動しますしょぼん



また、語りのレッド(モーガン・フリーマン)がまた良いんだこれがニコニコ



最後に、この映画の名言を残しておきます。


Andy Dufresne:There are places in this world that aren't made out of stone, and that there's something inside that they can't get to ,and that they can't touch. It's yours.
Red: What're you talking about?
Andy Dufresne: Hope.

(アンディ:世界には石でできていない場所もある。そしてそのなかに誰もたどり着けない、誰も触れない何かがある。

レッド:何のことを言ってるんだ?

アンディ:希望だよ。)



このように希望を美徳として語るアンディに、レッドは言う


Red: Let me tell you something my friend. Hope is a dangerous thing. Hope can drive a man insane.

(レッド:ひとつ言わせてくれ。希望は危険だ。希望は人を狂わせる。)



そしてアンディは牢獄を出た後、手紙でレッドにこう語りかける。


Andy:Remember, Red, hope is a good thing, maybe the best of things. And no good thing ever dies.

(レッド、希望は素晴らしいものだ。おそらくもっとも素晴らしいなものだ。

そして素晴らしいものは死なない。)



そして最後のレッドのナレーションでのセリフ

Red:I hope I can make it across the border. I hope to see my friend, and shake his hand. I hope the Pacific is as blue as it has been in my dreams. I hope.



文句なしの名作ですひらめき電球
柴村 仁さんの小説です。 第一弾ビックリマーク
 

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完全にジャケ買いしてしまいました(^-^)


自分はこういう綺麗な絵がとても好きですアップ


さて、綺麗な絵とは対称的に、内容は、少し暗いです。


ある少女が自殺するのですが、実は自殺じゃなくて…


簡単な感想ですが、この主人公にあたる吉野彼方は、とても不幸です。


苦労して、苦労して、ようやく安堵して暮らせ、

信頼できる由良という同級生に心を開きかけたときに、


故意ではないにしろ、校舎の4階から落とされてしまい、死んでしまいますガーン



とても救いようのない悲しいお話ダウン



ただ、内容の構成として、2部構成とし、まず前半に、死んでしまったことを描き、


それも、自殺と見せられて死んでしまうのですが、


その後、後半で、彼女が生きていた頃を描き、誰にも心を開かなかった主人公が、


少しずつ由良に心を開いていき、最後に一番微笑ましい場面で、終わりとしています。



作者の意図がどうであるかは分からないけど、このように普通と順序を入れ替えて書くことで、


彼女が死んでしまった、その犯人が誰々で、その後彼らはこのように生きていきました、チャンチャンφ(.. )


という残念なお話から、死んでしまった吉野彼方の不幸から幸せに向かっていくシーンを最後に持ってくる事で、


切なさ、つらさ、どうしようもない悲しみを倍増させているんです(ノ_・。)



元気を出したい時に読むものじゃないけど、


それでも胸にくる本なので読んでほしい本だと思います合格