パパはお父さんがいません。
幼稚園の頃に両親が離婚されたからです。
お母さんは女手一つでお兄さんとパパを育てました。
生前お母さんに聞いたのは電気屋さんをしてたこと、酒癖が悪くて離婚したこと、パパよりはお兄さんに似てたことくらいでした。
写真は一枚もなくて、お母さんが全部処分したと言ってました。
それだけお母さんには 思い出したくない過去だろうなと思うとそれ以上は踏み込めませんでした。
仲のよいおばさんは年が16歳離れているからお母さんの結婚当時中高生くらいだし遠くに住んでたから詳しいことは知らないみたいでした。
おばさんの家にも1枚も写真はありません。
最初は私もそんなに気にしていませんでした。パパも会いたいと思ってなかったしね。
でも子どもたちの成長とともに、この子たちがいつかルーツに興味を持った時にパパのお父さんの情報が何もないってさびしいなと思うようになりました。
パパにまた興味ない?探したくない?と聞いたけどあまりリアクションもなく、情報もないし、結局何もできませんでした。
それが先日もう1人の亡くなったおばさんのアルバムが見つかり、その中にパパの家族写真が見つかったのです!
出会いは突然にって感じでした。
見つけたのはパパ。
お母さん、お兄さん、パパと一緒に写るスーツの男性。パパがこれ、誰やろうか?と。
見たら写真館で撮った白黒写真。
隅に門松が写ってる。
正月写真だから、お父さんじゃないの?
他の写真も見るとその2年前まだパパが生まれる前のお正月写真もあり、お母さん、お兄さんとその男性。
もうお父さんで確定。
こちらの写真のお父さんは若くて痩せてて、お兄さんの息子にそっくり!
更にとあるお店の前でお母さんとお父さんが写る写真。すると最近認知症ぎみのおばさんが、急に記憶がよみがえって、そうそう!この店はお兄さんがしよったお店よ!と。
お父さんの写真を拡大したら、この写真はお兄さんにそっくり!
お母さんから聞いていたのは電気屋さん。
おばさん曰く、結婚当初はこの店の大将だったと。
その後しばらくして引っ越して電気屋さんになったのだそう。
おばさんもずっと忘れてたこと。
おばさんの認知症がもうちょっと進んだら聞き出せなかっただろう事実。
お父さんには弟さんと妹さんもいたみたい!
私はパパより、喜んだ。
パパは元々リアクションが薄いから、本当はもっと複雑な思いかもしれませんけどね。
私は諦めかけた無くしたジグソーパズルの最後の1ピースが見つかったような気分でした。
早速息子と娘に知らせました。
はあ、私のやり残したミッションが終わったような気分です。
思い残すことないわ。
よかった。本当によかった。