昨日の福岡は雨がたくさん降りました。
ごうごうと降る雨の音を聞いていると、子どものころの台風の思い出が浮かんできます。
私の父は、電力会社に勤めていました。そして、私が物心ついてからずっと営業所の所長として働いていました。
夏の暑い日も冬の寒い日も電柱に登っていました。今より電柱が低くていっぱいあった時代。ちょっとしたことで電線が切れたりして、所長をしていた父は、夜中でも電話があれば、すっとんで行きました。
父が電力マンになったころには、島には、まだ電気があまり通っておらず、道なき道を歩き電柱を立てていったそうです。(そんな父の功績を知ったのは随分後のことですが・・・)
私が子どもの頃は悪天候で電線が切れ、停電が長く続くのはそんなにめずらしいことではありませんでした。だから、台風ともなると大変でした。大規模に停電が起こるのです。
問い合わせと苦情の電話は鳴り響くし、応援の電力マンたちが集まり、わいわいと話し声は響き、無線の交信が続きます。私たちきょうだいは真ん中の部屋に蚊帳をさげ、その中に寄り集まって寝ます。今のようにサッシではないので窓ががたがたと鳴り、すきま風がビュービュー吹き込んできます。
母は、かしわご飯と豚汁を作って炊き出しです。
不安だけどワクワクしながら眠りにつきます。
朝目が覚めると台風は過ぎ去り、事務所も穏やかになっています。
父と台風の思い出・・・