「お前の気持ちはどうなん?」
友達に言われて初めて気づいた・・・
俺の気持ちはどうだろう?
わからない・・・俺でいいのかな?
でも、やっぱり好きなんだと思った。
もし彼女と会えないってことになるとやっぱり嫌だし
学校に行くのも彼女に会うため・・・になっていた。
「好きやで」
「そうやと思ってた。二人をみてたらわかる 笑」
彼との会話で決心がついた。
彼女から貰った手紙・・・
『好きな人誰?もし夏休みまでに言ってくれないのなら
うちはtakuyaの事を嫌いになります』
明日は一学期の終業式・・・
期限は明日・・・明日しかない。
言うだけ言ってみよう。
ー終業式当日ー
「今日、式の後時間ある?」
彼女を呼び出した。
放課後、俺の犬を連れて二人で近くの公園へ散歩した。
ベンチに座り、暫く何気ない事を話した。
そろそろ日も落ちようとする頃、本題に入る決心がついた。
内心ドキドキだ。
「好きやで」
俺はボソッと言った。
数秒の間のあと、彼女も
「うちもtakuyaが好き」
それが彼女との恋愛関係の始まりだった。
純粋に嬉しかった。幸せだった。
また少し話した後、彼女がボソッと
「どこか行きたいな・・・」と言った。
どこか寂しげだった。
「夜景でも見に行く?」
俺もとっさに思いついたことを言った。
隣の市の山に、俺たちの住んでいる町が一望できる
夜景スポットがある。
自転車で1時間ほどの距離で
昔、俺が凹んでる時に姉に連れて行ってもらった場所だ。
今度は俺はそこに連れっていってあげようと思った。
彼女と自転車を並べながらその山へ向かった。
が、山に着いたとき、
俺はそのスポットの場所が分からなくなってしまった。
困って周りを見回したとき
立ち入り禁止と書かれた『鉄橋』があるのに気づいた。
「あれに登ってみよっか?」
彼女とその鉄橋に登った。
そこにはスポットほどではないが
中々の景色が広がっていた。
当時の二人には十分すぎる景色だった。
暫く横に並んで景色を見た。
「綺麗」
彼女は純粋に喜んでくれた。
「本当はもっと綺麗なはずやったんやけど・・・」
「また今度、連れてってね」
彼女は微笑んだ。
「ねぇ、もう一度言って?」
(何を?)と驚いたがすぐに分かった。
「好きやで」
俺はドキドキしてた。
「嬉しいなぁ」
彼女はまた微笑んだ。
幸せいっぱいだった。
しかし、この3日後彼女を少し知ることになる・・・。
『さぁ手を繋いで 僕らの今が途切れないように。
その香り その身体 そのすべてで僕は生き返る。
夢をつむんで帰る畦道 立ち止まったまま
そしてどんな場面も 二人なら笑えますように。』
♪口笛