鳥山明先生 | ただのヒキニート

ただのヒキニート

日頃思っていることを適当に書きます
たぶんアニメのことばかり

自分が最初に週刊少年誌を手にしたのは小学校に入る前

従兄弟の家にあった週刊少年チャンピオンだった

当時トッポジージョが好きでネズミがお気に入りだった自分は

チャンピオンのらんぽうを夢中で何度も何度も読んでた記憶がある

 

しばらくして従兄弟のうちに行くと、今度は週刊少年ジャンプがおいてあった

そのときは片腕が銃になっているおじさんの話に夢中になった

そして時は経ち小学5年生ぐらいになると、メガネを掛けた可愛い女の子が活躍する漫画にはまった 

Dr.スランプである

 

当時の小学5年生のなかで一番のメジャー紙は大長編ドラえもんが始まった

コロコロコミックだったのだが、当時からオタクだった自分はジャンプも毎週楽しんでいたのだ

そして友人たちに「これ絶対おもしろいよ 人気出るよ」と勧めまくっていた

それからの鳥山先生の活躍は言うまでもない

 

正直、まだ漫画の良し悪しなんて大してわかっていない自分でも

Dr.スランプを初めてみた衝撃は忘れられない

今までの漫画は筆やGペンを多用した線に表情のある画風が主流だったなか、比較的均一な線で精緻に描かれたDr.スランプは異彩を放っていたし

小学生でもすんなりとわかりやすい作りで、泥臭い番長漫画(ヤンキーとはまた違う)よりもとっつきやすかった

あのDr.スランプ以降ジャンプは読者のターゲットを明確に小学生にも広げたように思う

 

そして平成に入り、鳥山先生の影響を多大に受けたと思えるタッチの漫画がたくさん掲載されるようになってきた

漫画の歴史上あれ程の影響を与えた作家は、手塚治虫先生ぐらいのものではないだろうか

(藤子不二雄先生、石ノ森章太郎先生は明確に影響を受けた漫画を見たことがないし、簡単に取り入れることができない難しさがあった)

 

正直まだまだ活躍してほしかったし、新作も見たかった

漫画家は体を壊しながら仕事をする人がほとんどなのだが、流石に早すぎる

この先、鳥山先生を超える衝撃を受ける作家に出会える気がしない

本当に残念だし、悲しい

鳥山先生はこれでゆっくりと自分のペースで漫画を描ける世界に行けたのだと思いたい

自分がこの先数十年であの世に行ったときに鳥山先生の新作が読めますように

 

鳥山先生のご冥福をお祈りします