前々回立ち方の「形」をご説明しましたが、今回は少し内側の感覚に気持ちを向けてみましょう。
座禅という言葉はよく聞きますが、立禅というのはご存じない方もいらっしゃるかもしれません。
最近ではマインドフルネスメディテーションの一つの方法としても使われている、ボディスキャンという方法をご紹介します。
コロナウィルスのこともあり、緊張感やネガティブな感情により「気が上がってしまう」状態にある方も少なくないように感じますので、ぜひ日々の生活にお役立てください!
リラックスした姿勢でご自分の身体内に意識をとどめるだけでも安らぎや安心感が湧きおこります。
まずは前々回の立ち姿勢をつくります。
その状態で意識を身体の部分部分に向けていきます。
ただ向けることは意外と難しいものですので、より分かりやすくするためによく使われるのが、ピンポン玉くらいの光の玉や、フワフワしたボール、暖かい光など、ご自分のイメージしやすいものを身体の隅々に通していく、というものです。
今回は「余分な力を抜いて立つ」ということと共に「身体に意識をとどめる」「通りにくい場所を見つける」ということを目的に立って瞑想=立禅をおこなってみましょう。
「身体に意識をとどめる」ことで普段の思考や、やらなければならないことから解放され、それに伴い感情や筋肉の緊張に気づきます。
いわゆる「今ここにある」という状態になると自分の癖に気づきやすくなります。
同時に「通りにくい場所を見つける」ことでより自分の緊張や癖がどこにあるのか分かりやすくなります。
立ち姿勢ができたら、指は細いホース、腕や脚は太いホース、胴体は流れが集まったり出ていたりする海のような感じをイメージします。
最初に右足の親指~小指からゆっくりと暖かい光が足首に向かって流れているようにイメージします。カカト~足首も同様にして、足首~膝、股関節、骨盤と上がってきます。左足も同様に骨盤まで暖かい光を通します。
次に背骨づたいに頭部へ向けて上げていきます。
骨盤、腰、みぞおち、胸、首、頭部を包むように通し、胸の真ん中から右肩、肘、手首、手、親指~小指の順で通していきます。
左も同様にします。
通ってきた暖かい光が指先から出ている感じをイメージしながら両手でお臍の下に手を当てて終わりにします。
まずはご自分の体内に意識(ここでは暖かい光)をとどめてみることに集中すると、通りにくい(意識しにくい)場所があることに気づきます。
意識がとどかない場所は普段うまく動かせていないところや癒着したり、使われていなかったりする場所です。
ここではホースや流れに例えていますが、慣れてくるとより細かく骨格や筋肉、内臓、神経、血管などに通していくこともできるようになります。
本年もよろしく申し上げます!
NEUTRAL BASE 山下洋平

