カウンセラーが心がける”聴く”の意味 | 本音で生きる女性を応援 Neutral Life

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臨床心理士&公認心理師のアラフィフワーママです。
フリーランスに転身しリモートワークで活動中。
歳を重ねても何かにチャレンジし続ける方を陰ながら応援したい。
心理の知識と経験を通して、より良い暮らしのヒントなどを発信しています。

暖かくなったり寒くなったり、

 

春の訪れが近くなっているのを感じる時期ですね。

 

 

 

こんにちは。

臨床心理士、公認心理師のあいです。

本音で生きる女性を応援するブログ

Neutral Life へようこそ。

 

 

 

 

今日は、

 

聴くこと

 

についてお話したいと思います。

 

 

 

 

カウンセラーの仕事をしていると

いろいろな悩み相談をお受けします。

 

 

 

カウンセラーの仕事は

話を聴くこと

 

それが1番に思い浮かぶと思います。

 

 

 

この”聴く”という行為、

簡単そうに見えて

決して簡単ではありません。

 

 

 

よく言われていることですが、

 

相手の話そうと思うことを、

相手が見たり考えたよう話してもらい、

相手のタイミングにそって、

相手に関心を寄せながら聴く。

 

 

そういった姿勢で聞いていくことが

カウンセラーに求められる”聴く”という行為です。

 

 

 

ですので、

「あー、その話ね。わかるわかる」

という聞き方にはなりません。

 

というのも、

相手のことが全てわかることは

実際にはありえないから。

 

 

 

簡単に「わかる」というのは

カウンセラーが仕事でする聴き方ではなく

日常の会話の中の聞き方です。

 

 

 

すべてをわかることは難しいけれども

あなたの思いや感情

考えや感じ方を分かろうとし続ける姿勢を持って聴いている。

 

これが大事なんです。

 

 

 

そんなふうに

相手の思いに寄り添うように

相手の立場を推し量るように聴いて

「聴いてもらえた」実感があると

困りごとが動くのを体験します。

 

 

 

「聴いてもらえた」と人は思うと、

それ以上話す必要がなくなります。

 

 

 

そうすると

 

モヤモヤしていたものが以前よりも晴れていたり、

なかなか動けなかった行動が変わって動けるようになっていたり、

 

そんな変化が見られるようになります。

 


 

 

”聴く”という行為。

たとえ自分がその話に関心がなかったとしても

そこは関係ありません。

 

 

カウンセラー側に興味関心があるかどうかではなく

相手が何に関心を寄せているかにコミットしているからです。

 

ここ、

ついつい自分が出てくるものですが

それを横に置いておくには

トレーニングが必要です。

 

 

みなさんがカウンセリングを利用される際は、

しっかりとトレーニングを受けた

あなたの話を聴いてくれるカウンセラーを

選んでくださいね。

 

 

 

 

 

知らず知らず身についた信念を手放して、

フラットに、

ニュートラルに生きてみませんか?

 

 

 

 

知らず知らず身についた信念を見つけるには、

カウンセリングや安心できるコミュニティーの力が有効です。

 

 

 

 

 

最後までお読みくださり、

ありがとうございました。