「片付けたいのに動けない」
片付けの相談で、いちばん多いのがこの状態です。
そして多くの人が、ここで自分を責めます。
「私はだらしない」
「優柔不断だ」
「決断力がない」
その問題点はいろいろあるのですが、
今日は分かりやすい
「捨てられない」
についてお話ししていきます。
ここで、まず伝えたいのはこれです。
「捨てられない」
でも、あなたの価値観は、間違っていません。
捨てられない原因もいろいろありますが、
「もったいない」と思うのも、
高かったから大事にしたいのも、
思い出があるから残したいのも、
全部、あなたのものです。
だからといって、
自分の気持ちを否定する必要はありません。
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■ 問題は「価値観」ではなく、“更新できない状態”のほう
捨てられないことが苦しいのは、
「もったいない」という価値観が悪いからではありません。
苦しいのは、
手放したい気持ちもある
すっきり暮らしたい
でも手放せない
そこで自分を責めてしまう
この状態が続くからです。
つまり問題は、物ではなく、
変わりたいのに変われない
その構造のほうにあるのです。
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■ 「手放せない」には、罪悪感が混ざっていることが多い
捨てるという行為に、罪悪感が混ざると、こうなります。
捨てたら、今までこれを持っていた自分は無駄ことをしていた気がする
(過去の自分を否定する気がする)
捨てたら、誰かの気持ちを踏みにじる気がする
捨てたら、過去の自分の頑張りを捨ててしまうようで不安
捨てたあとに後悔したら苦しい
この罪悪感は、あなたが弱いからではなく、
大事にしてきたものがあるから生まれるものです。
だからこそ、丁寧に扱う必要があります。
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■ 「捨てられない物」ほど、だいたい“意味”が乗っている
捨てられないものは、こういったものが多いです。
親からもらった、大切な人からもらった
誰かの好意が乗っている
自分の過去の栄光が手放せない
高かった/良いもの
思い出が強い
いつかのために取っておきたい
※捨てたいと思っていないものは別です。
ここで起きているのは、
「片付けられない」のではなく、
意味を扱いきれていないという状態です。
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■ 価値観を変えるタイミングに来ている、ということ
手放せない人の多くは、
本当はもう、次の価値観へ移行したいんです。
物を持つ安心より、身軽さを選びたい
“ちゃんとして見える”より、自分の暮らしに合うものを選びたい
便利や重宝というより、今の自分を大事にしたい
でも、古い価値観が残ったままだと、
更新ができず、葛藤が起きます。
その葛藤の正体が、
「捨てたいのに捨てられない」
「変わりたいのに変われない」
です。
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■ だから、今の自分を否定しないでいい
ここは強く言いたいです。
手放せないのは、あなたがダメだからではありません。
今までのあなたの価値観が、それだけ誠実だっただけです。
ただ、あなたは今、変わりたい。
だからこそ、苦しくなる。
これは“失敗”ではなく、
価値観を更新するタイミングです。
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■ エネルギーワークで「更新できない構造」を分解する
テクニックや基準だけでは進みにくい時、
根っこに「反応の構造」が残っています。
罪悪感でつながる回路
手放すと不安になる構造
世間体で自分を縛る価値観
「私は悪い」と感じてしまう反射
必要な方には、ここをエネルギーワークで分解します。
分解が進むと、
手放すことが“怖さ”ではなく“選択”になる
価値観が自然に更新される
片付けが、自分を責める作業ではなく整える行為に戻る
「残す」も「手放す」も、自分で選べるようになる
何より、呼吸が深くなる
努力で無理に変わるのではなく、
構造がほどけるから、変化が自然に起きるんです。
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捨てられない価値観を否定しなくていい。
ただ、変わりたいあなたがいる。
その“更新できない構造”をほどくことで、
片付けは現実的に進み始めます。
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このブログでは、
“見えない構造”の正体と、
その扱い方(分解)を少しずつ言語化しています。