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いつも木端微塵

ギタリスト:テリー木端の日記。この日記は、フィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
音楽的影響:King Crimson,XTC,Japan,Joy Division,The Blue Nile,
The Smiths,Morrissey ギターは、Tokai SEBレスポール木端モデル。

マイクやらモバイルバッテリーやら持っているのに

入り口で厳しめのボディチェックになってしまう。

 

しかし、歴戦を潜り抜けているため、

魔法を唱えて、あっさり通過。

この時点で、何人かを抜いた。

 

結局最前列になる。

エポス社に借金をしてまでイギリスにやって来て、

3時30分から会場で並び、そんなに寒くないと思って

座っていたら、徐々に凍えてきて辛くなった。

これで最前列になれなかったら、

めちゃ凹む。凹むがこの精神的な戦いを

膨大な年月してきた。

だから、鍛えられている。

 

モリッシーのヴォーカルは絶好調な感じだ。

バンドも最前列で見てみると、やっぱりドラムは良かった。

 

バンドの印象は、やはり、ちょっと重厚なギターで

ちょっとハードロックっぽい印象だが、

これは、これで悪いわけではない。

 

ヘヴィメタとハードロックはそんなに好きじゃないと言うと

クリムゾンが好きなのに?とか言われることがある。

クリムゾンは、クリムゾンなんだよ。

 

別にモリッシーバンドは、バリバリのハードロックではない。

 

rebel without applause

とか、みなどう思っているのだろう?

ジェシーのフルアコは、確かに甘い音色で良い音しているが、

これじゃないんだけどなと思うんだよね。

 

アランが、テレキャスターに持ちかえるとHalf a personをやるんだけど。

この曲だけ、唯一のシングルコイル。

ジェシーのギターって全部、ハムだと思うし、

アランもテレキャス以外、全部ハムなんだよ。

 

ストラトかテレキャスのコードストロークが聞きたい。

XTCは、アンディがハムで、デイブがシングルなんだけど、

こういう方が好きなんだよね。

 

ジョニー・マーだとサウンドが違うんだよ

テレキャスで16ビートで弾いたり、リッケンバッカーを弾いたり

はたまた、レスポールやセミアコも弾いたりするんだけど

プレイの幅が広い感じがする。

 

といろいろ書いているけど、

以前のバンドより、点数は10点以上あがっているので

今、モリッシーのを見に行くのはいいと思う

 

そして、確か、私が、

Franklyは、ジョニー・マーの方が良いから

「Have a go merchant」に変えてくれという

全世界を敵に回す、発言をしたら、

本当にそうなった。

 

コンサート会場で、初めて自分の目と耳を疑った。

実は諦めていた。

今回は、見たい歌を見られないまま日本へ帰ることになると思った。

よくこうなるのだ。

見たい見たいと思うと消えてなくなってしまう。

 

そう思っていたら、まさか歌いだすから、びっくりした。

 

この歌を見るのは、初めてだ。

苦節30年(四捨五入あり)

もう一生見られないかと思った。

いろいろな時代で、この歌はたまに歌われてきたが、

私が行くと、ことごとくないのだ。

わかる?この悲しさ。

この不幸。

 

ようやく見ることができた。

でも、モリッシーが冒頭歌わないから、自分が歌ってしまった。

 

Now my heart is full.

今回のツアー、もう満足した。

人生は、たった1曲、3分程度で満足できる。

30年間の悲しみが、ある日突然癒えることもある。

はるばる日本から来て、真夜中から路上で並んで、

クレイジーな行動をするのにも意味がある。

 

Oblivionは見られたらうれしいけど、期待しないで見に行こうと思う。

 

余談だが、撤収と言われた後、会場にモリッシーが来た。

15時30分ごろだ。

私はというと、当然、布団にくるまっていた。

仕方ない。体力的に辛かったので休みたかった。

 

事前に知っていれば行ったけど。

お昼を食べて戻ったら、

会場前が撤収になっていて

番号を書いてもらい、リストバンドをしてもらって

撤収になった。

 

17時に集合ということで、

休める。

 

ベッドや布団があるってなんて幸せなんだろう。

休めるってなんて幸せなんだろう。

ついている。救いを感じた。

3時30分から路上に座っていると凍えた。

日本から来ていた人から

ホッカイロをもらってありがたかった。

 

ブライトンが、一番辛い戦いになるように思うが

頑張る。

 

最後まで耐え忍ぶ者は、救われる。

 

トレーナーにジャケットを着ているぐらいだが、

そんなに寒くはない。

しかし、真っ暗だ。

 

路上で神の塔を読む。

 

エポス社に借金をして

こんな真っ暗な路上で何をしているんだろうか。

 

そうか、俺は不幸だったのか。

日本社会にはなじめず社会不適応。

はるばるやってきた異国では、真っ暗な路上で

ポツンとアウトサイダー。

 

今日は14番なので、最前列も危うい。

 

こんなことなら、正直に見栄をはらないで

「超絶不幸です。人類上位層」と素直に答えれば良かった。

 

今回のロンドン、銀行、郵便局、ブリクストンアカデミーと

私の観光もそろそろ最終段階だ。

この調子だと明日はボロボロなので眠ろう。

おはようございます。(稲川淳二風)

最近は目覚めも早いため

健康のために、ブリクストンアカデミーまでお散歩したところ、

もう13人もコンサート会場の前で眠っているんですが。。。。

全員、モリッシーのために並んでいるんだそう。

 

唖然。

こいつら正気か?

 

興味深いので、通りすがりの

オーディナリーピーポーですが、

引き続き、調査・研究したいと思います。

テリー、明日がんばる。

ジャマイカ料理を買おうとお金を払ったら

店員さんから、このお金は使えないと言われ、

銀行に行って交換しないとダメだと言われる。

 

イギリスめ、偽札つかませやがって!

どうしてくれるんだ。

 

しかも、調べるとBank of Englandじゃないと交換できないとある。

この銀行はBank Stationの駅前らしくて、

ここに行くのにお金がかかるのだが、まあ、いいやと行くのだった。

観光だよ。観光。

 

到着したら、何と、余裕で営業時間のはずなのに

もう今日はクローズしたと言われるのだった。

ここまでの電車賃どうしてくれるんだ。

話をよくよく聞くと、300ポンドまでなら、

Post officeで交換してくれるということで

地図を受け取った。とことこ歩いていき、

Business用の相談ということで券を発券すると

同じような偽札問題に悩んでいるかわいそうな人々が来ているのだった。

 

昨夜、クリスには、偽札問題で超絶不幸だと答えればよかった。

 

新しいお札に変えるためにはパスポートが必要、写真付きのIDという意味だ。

あと住所を紙に記載して

そのまま交換してくれた。

 

これで、古い紙幣も交換して、ドルも交換して、

過去の清算をいっぺんにしたような感じだ。

 

そして、今、八百屋の上のアパートに戻ってきた。

今私は、ブリクストンで暮らしているが、

なかなか快適だ。

 

昨夜、某情報筋から、マンチェスターでは、前日の夜から並んでいたという

情報があるため、一応後で見に行こう。

私のようなレジェンドクラスの大先輩に配慮して

そのような反則はしないと信じたいところだが。

腰痛、肩こり、時差ボケで昨夜も意識を失ってしまったのだ。

路上で一晩はさすがに、もたないかもしれない。

というか、俺イギリスに何しに来たんだっけ?

 

私の持っている紙の紙幣が使えないということが

今日わかったので、

今から、イングランド銀行に交換に行ってくる。

今の紙幣は、紙じゃなくてビニールっぽい感じだ。

 

交換期限は無さそうだ。

電車賃かかるけど、お金は大切にと言うのと

そんなにすることもないので、行くか。

brixton周辺を歩き回り

疲れてしまったので、

ジャマイカフードにした。

 

正直、本当大丈夫か?と思いながら購入した。

確信はない。

店員さんは優しかった。

 

アパートに持ち帰って食べたところ

かなり食べられた。

これは、手堅い。

 

Healthy Eaters – Healthy Eaters – Jamaican cuisine restaurant in Brixton

 

コールスローにご飯、その上に好きなものをよそってくれる。

で、10ポンド。

初日、朝とお昼、無事に過ごした。

もう、これ以上冒険しないほうがいいんじゃないか?

 

冒険して失敗したらプリッツか。

おそらく10年ぶりぐらいに、

かつて共に並んだ友人に再会した。

開口一番、

「君は、今、幸せか?」と質問してきたので、

即座に、

「よくわからない」と回答した。反射的に。

そしたら、彼は笑っていた。

 

まあ、幸せではないんだろうね。

幸せなら、そう答えるし。

幸せだとしても、あまり幸せ話はしたくない。というのもある。

不幸だとしても不幸話もしたくない。

不幸相談会じゃないんだから、再会は。

かなりひねくれたものの考え方だ。さすが俺。

 

だから、「よくわからない」とは我ながら絶妙な回答をした。

仮に不幸だとしても戦うだけだし、

不幸と戦っていると答えたとしても、

結局、不幸相談会になってしまう。

この「よくわからない」が自分にとってはベストな回答だった。

幸せを感じても、翌月不幸になっているかもしれないし。

 

とにかく、

とっさにベストな回答ができてよかった。