ミュージシャンやアーティストが、音楽を評価しているコメントの方が
音楽評論家が言っていることより的確に思えることが大半になってきた。
昔は、わからなかった。
自分で演奏したり、レコーディングしたりすると
音楽の聞き方が変わる部分はあると思う。
その方が、聞き方として良いとか、
そういうことを言うつもりはなくて、
別に好きに聞けばいいと思う。
自分が素晴らしい作品に出会いたいと思っているだけであって、
期待からの落差で、批判的なコメントになる。
過大評価が一番嫌いで、過小評価よりも嫌いだ。
何が過大評価で、何が過小評価なのかも主観によって変わってくる。
演奏も高いレベルになってくると、どちらが良いかわからない。
どっちも良いというようなことになったりするけれど、
だいたいは、こっちの演奏の方がいいみたくなることが多い。
自分で演奏するとまさしくそうで、たくさん練習したほうが基本的に良くなる。
下手ウマとか、パンク的な良さは、ちょっと別にするが。
それぞれの演奏を分けて聞くかどうかは、けっこうポイントで
ギターをやっていれば、当然ギターを切り分けて
どう演奏しているのかと考えるようになる。
自分の場合は、ギターを始めてから、演奏を分けて聞くようになったわけではなくて、
プログレを聞くようになってから、分けて聞くようになった。
西新宿のブート屋さんで、その昔、ツェッペリンとクリムゾンのライブ音源が
かなり高額で売られていた。
お金が無かったので買えなかったのだけど、
その後、オフィシャルにリリースされたクリムゾンのライブ音源は、
異常なぐらい聞いた。
その時に、それぞれの演奏を分けて聞くようになった。
それまでは、
テレビで歌手が出てきて歌っているのを見ていたが、
演奏なんてわからなかった。一番わからなかったのは、たぶんベース。
いてもいなくても同じだと思っていた。
ギターもたいして聞いていなかった。
そんな、自分が、今では、トニー・レヴィンと握手したかったと思っているのだ。
フリップが来るなら行くとか考えているのだ。
すごい変わり方だ。
プログレで聞き方が変わり、さらに自分で演奏するようになって、また変わった。
結果として変わって良かったのか?
まあ、良かったかな。
かなりの音楽を量的に聞いてきたのもあり、
本当に素晴らしいという作品には、ほとんど出会えない。
レジェンド級との出会いは、もうそろそろ諦めないといけないかもしれない。
でも、たまたま発掘できたりしないかと、少しは希望を持っている。
ブルーナイルを知ったのは、最近だったし、スルーしていたものの中から
見つけられるかもしれない。