心情 | いつも木端微塵

いつも木端微塵

ギタリスト:テリー木端の日記。この日記は、フィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
音楽的影響:King Crimson,XTC,Japan,Joy Division,The Blue Nile,
The Smiths,Morrissey ギターは、Tokai SEBレスポール木端モデル。

今日は疲れた。仕事は上手くいっている。

 

たまには、ジュリアのことでも書こう。

TTYは、ジュリアがやっているサイトで
実質的にモリッシーのオフィシャルサイトに近い。

多くの人が知っているが、
彼女は何でもないただの1ファンだった。


異常な感じではあったかもしれないけど。

 

true to youとはファンジンの名前だった。

コンサートが終わると彼女は決まって
道で自分の雑誌を売っていた。

マッチ売りの女性みたいな感じだった。


結果的には、500数十回モリッシーの最前列に行くほど
熱心なファンだ。

 

彼女も並んで最前列争奪戦を戦っていた。
ただ、体力的な問題もあり、けっこう横入りもしていた。
海外でみかけると孤独なイメージもあり、
交代で休憩に行くなどができずにかなり体力を消耗していたと思う。

 

忘れられない思い出は、
雪の中でナッツを食べようとして全部こぼしてしまったこと。


彼女はヴィーガンで、私にもヴィーガンになるように言っていた。
なれるわけないだろうと思っていたが。

 

ある時期からしょっちゅう、
モリッシーがジュリアにステージから話しかけるようになった。

その後、今のようなサイトが立ち上がり、
彼女は、開場前に入場するようになった。

 

ちなみに、私はジュリアのすべてに賛同することはなくて
時折、それはないだろうと思うこともあった。今もある。
そうはいっても、自然と彼女を助ける感じではある。
みんな不完全な人間だからね。

 

私が知っているモリッシーファンの約半数ぐらいは
彼女のことが嫌いだった。
いろいろ、それは理由がある。

 

明らかに、モリッシーは、ジュリアが最優先になった。
1ファンでもああいう風になれるんだから、
みんながんばって根性出してジュリアを目指そう!
なんて馬鹿なことを言うわけない。そういうことじゃない。

 

でも、例えば、病気になって、
お大事にしてください、心配しているとネットに書き込むでもいいし
メール送るでもいいのだが、そういう人間と
毎日、病院にお見舞いに来る人間と、どちらが優先だろうか?

人間の心情として、後者が優先になるのである。

 

病気になって、千羽鶴つくってくれて
毎日お見舞いに来る人と、たまに来て私は愛してますという人と
みんな平等とかないと思う。

 

しかし、その人以外、価値はなくて、全部偽物です
ということでもない。


でも、やっぱり差はあって、それだけ強い想いなんだと思うわけだ。
強い想いからの行動は、時として心を打つ。

 

ジュリアが、私に「モリッシーが喜んでいた」と言ったのも思い出深い。

 

感情にどちらが上か下かなんて物差しはない。
それは、主観的なものでしかない。また気性の違いもある。


しかし、人には心情というものがある。