木端教授のクリムゾン講座(3) | いつも木端微塵

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ギタリスト:テリー木端の日記。この日記は、フィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
音楽的影響:King Crimson,XTC,Japan,Joy Division,The Blue Nile,
The Smiths,Morrissey ギターは、Tokai SEBレスポール木端モデル。

3回目です。
今回は一番重い作品です。
「スターレス」


http://proglyrics.blogspot.jp/2009/03/blog-post_5415.html

歌詞はこちら、音源は下のほう。


これを初めて聞いたのは18歳の時でした。

結局、クリムゾンで中毒症状を起こしたのは
70年代のライブテイクのせいです。


もっと具体的に言うと当時お金が
無かったため海賊版は高額すぎて買えず
幸せ一杯で買ったのは、

絶望がこれでもかと表現されている
Great Deceiver と呼ばれる4枚組のBOXセットでした。


今も2つに分かれた形で購入可能です。


つまり海賊版ばかりだったところに、老師がオフィシャルに
ライブ音源をリリースしてくれました。


この作品に関しては、もう言葉も出ない。
スターレスは、人によってはあまりにも
苦しくて聞くことができないと言う人もいるでしょう。


私もものすごく苦しいときにこの作品に出会っています。
それこそ、いつ死ぬんだろうっていうような
精神状態の時に。


スターレスとは簡単に言って出口なしです。
すべてが虚しく、目をつぶれば闇が広がっている。
絶望そのものであり、
そこでもがき苦しんでいる楽曲になります。


もがき苦しんで泣いているだけで救いは一切ない。

終わることのない憎しみや悲しみ
それにただ耐え忍んで終わりがない。


これをもう朝から晩までずっと聞いている。
来る日も来る日もそれが続く。
当時そんな状態になりました。


半年以上おかしなことになっていたと思います。
今振り返って思うに、フリップ老師が
レッドをリリースした後解散して
もう音楽やりたくないとなったのも
わかるような気がします。


本人もおかしくなっていたんじゃないかと思えます。

そのくらい、もう向こう側に行ってしまっている作品。


気が狂っている音楽を来る日も来る日も聞いていると
友人から言われたことがありました。


そのころ自分が最も鍛えられたような気がしていて
あの時の苦しみを超えるものは来ないのではないか
と思えます。このような状況を生み出した作品は
もう1作品あり、これは、モリッシーの「Southpaw Grammar」
という作品で、あれを聞いてた時も何だかおかしいことに
なっていた。


95年の頃のモリッシーが歌っていた
Whatever happens,I love you
Do your best and don't worry
というフレーズは、ギリギリのところにいる。


非常にどうしようもない状況下から繰り出されている。


憂鬱で苦しい気分になった時に
スターレスを聞くと、普通の人に理解できないと思いますが
安堵感がある。子守唄のように安堵感がある。
この出口なしの歌が、安定させるというようなことに
なっていました。聞きすぎるとそういう境地にまで

到達します。


Great Deceiverに収録されている
スターレスを繰り返しイアホンで聞いてみてください。

名作なので購入をお勧めします。
もしかしたら、言っていることがわかるかもしれません。


http://www.youtube.com/watch?v=BTTIubk3DOo


説明しても理解できないことを
説明しているような第3回目でした。
これで終わります。