New York City | いつも木端微塵

いつも木端微塵

ギタリスト:テリー木端の日記。この日記は、フィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
音楽的影響:King Crimson,XTC,Japan,Joy Division,The Blue Nile,
The Smiths,Morrissey ギターは、Tokai SEBレスポール木端モデル。

考え深い、
2000年に行ったとき、
ワールドトレードセンター
とエンパイアステイトビルの
どちらに登るか悩んだ。


金額差はあったのだが、どちらが安かったのか忘れた。
両方見に行って、どっちに登ろうか悩んで
結局エンパイアステイトビルに登った。


けっこう並んだ記憶がある。
でもこの選択は正しかったのだと思う。


翌年911が起きて、
まさか、あのビルが木端微塵になるとは
思わなかった。唖然としてしまった。


もし、登っていたら、もっと悲しい気分になった。
たぶん、空しくなっていたと思う。


あのころは、私の反米感情も強かった。
アメリカが嫌いだった。


Mozのライブに来ているアメリカ人のファンも
同様にどこか、アメリカに対して批判的だった。


じゃあ、なんでアメリカに行ったのかというと
まず、2000年はアメリカか南米という選択肢しか
なかった。NYCに親戚が住んでいるというのがあった。
当時海外遠征をしていた早苗さんと私は親戚の家に滞在した。


親戚の家はスタテンアイランドにあった。
911の時は、無事だった。


次にアメリカに
行かないで判断するのは良くないという気がした。
基本的に行動した後に判断すべきというのは今も思うことだ。


あと、どこかアメリカのファンに共感する部分があったから。


NYCというのは、どこか重苦しい。心苦しい。
昔留学していった人がいて、その人にしてみれば
私は視野の狭い人間に過ぎなかったのかもしれない。


MOZのライブに行くときは、活動範囲は極めて狭い。
それ自体が、人生の重大事件みたいな状況で
心に余裕がなかった。世界を11か国旅したけれど
いつも、とても特殊な要件を抱えて旅をしていた。


自分の視野が広くなったかはわからないし
そういう風には思わない。


でも、とても特殊な経験をした。


NYCに行く前に、

NYCのことを思い浮かべながら聞いていた歌がある。
それは、日本の歌である。


そのくらい手の届かない、はるか彼方にあるような
どことなく寂しさを感じる町だった。

とても孤独を感じる町。


実際行ってみるとものすごいスピードで時間が過ぎ去った。


http://www.youtube.com/watch?v=Ze-3HZ2GKyk


何度も何度もこの歌を繰り返し聞いていた。