感涙富士 完結編 雨降って地固まる(2) | いつも木端微塵

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ギタリスト:テリー木端の日記。この日記は、フィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
音楽的影響:King Crimson,XTC,Japan,Joy Division,The Blue Nile,
The Smiths,Morrissey ギターは、Tokai SEBレスポール木端モデル。

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10合目についたときに雨がやんだ。しかし曇っていて、とてもご来光が見えるとは思えなかった。

残り30分間で言葉には出さなかったが本当厳しいと感じた。ややもすると心が折れそうだった。

自分は神様に祈り続けた。TOMOさんは自分の気持ちを察してくれていた。


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一瞬雲が少し晴れてもしかしたらいけるのではないか?と思った瞬間だ。

この瞬間に、再び自分の中にある絶望感が消えて、ものすごいモチベーションが生まれた。

「信じてみよう!」と思ったのだった。しかし、その後また激しく曇るのだった。


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曇りであるがおぼろげながらご来光の存在を感じ取る。この瞬間皆精神的に闘っていた。

今日は無理だよとあきらめて降りる連中もたくさんいた。負け犬どもである。

「帰れ、帰れ」と私は思った。その反面たしかに「仕方ない」とも思った。


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ご来光が徐々に姿を見せてくるのである。かなり興奮した。

いわゆる、晴れいていて一部始終が見られるということではなかった。しかしこの状況下からご来光に出会うのである。ものすごい絶望的な状況からご来光に出会うというシチュエーションは言葉にできなかった。奇跡だと感じた。つまり快晴というような状況で出会うご来光よりも自分にとっては価値があると感じている。なぜならそれはドラマであり逆境の克服だからだ。


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そしてついに現われたのである!


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あの状態からこうなるのである。全く信じられなかった。

あり得ないことが目の前で起こっているのである。もう言葉にできなかった。


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山頂は快晴になったのだ。


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ちなみに今回は前回見えなかった火口を撮ってみた。


今回の勝因はやはりテーマソングだと思っている。


TOMOさんが車の中で幾度も「You gave me a mountain」をかけてくれた。

自分はそれがとても嬉しかった。