この丸い根付は、柳左根付と呼ばれているものです。上にオッサンの顔がデザインされていますが、これは正面から見た雨龍です。(*^m^*) ぷぷ
真ん中の蓋が外れて紐通しの部分を作っています。鏡蓋と言われる金工根付を、まるまる象牙で製作するとこんな感じになります。
下の山みたいなものは「蓮」を表していて、柳左の丸い形は池、その廻りを雨龍が廻っている、幕末から明治にかけて浅草スクールで流行った仏教系スタイルです。
象牙や鹿角の柳左根付は、幕末から明治期にかけての品、どうやら素材の中をくり貫く機械が輸入されたらしくこの時期に集中して制作されています。中をよく見ると中心部に丸い後が残っているので、そこに機械の先端を押しつけて回したのでしょう。他の柳左根付も、このようになっているものが殆どです。(^^)/
裏面は、蓮の真ん中に紐通し、廻りを雨龍で廻しているので、表面と同一です。
柳左根付の特長は透かしにあり、強度が保たれる程度に細かい穴をデザインに組み込んで入れていきます。当時は手作業ですので、精細な技とセンスが要求される技法ですね。
一つ提げ煙草入れとしてカマスと一緒に組み合わせ、当時の人達のお洒落心をくすぐったことでしょう。長い時を経て、先日の京都アンティークフェアで提物屋さんより僕の手に入りました。(o^-')b





