子供達がこそこそ何かを計画している。特に次女。
次女 「手紙書いたー」
旦那 「しーっ!しーっ!」
次女 「あ!秘密だった。」
もしかして、母の日というやつですかい。
そういえば!
旦那と奈々氏それぞれの両親にまだ母の日の贈り物をしていなかった。
急いで旦那母にはブリザーブドフラワーと奈々氏母にはフレーバーティーの詰め合わせを送った。
そして母の日の子供達の企みの事を忘れていた。
幾日か経ったある夜、
旦那 「タルトを買って来たぞ。」
奈々氏「子供達へのお土産?珍しい。」
長女 「違うよ。」
次女 「これはママへなの。」
そして学習机に走っていく娘達。
長女 「はい、これネックレス。」
次女 「お花の絵を描いたの。」
ありがとう。長女のネックレス良く出来ているね。
次女のお花の絵もかわい・・・ん?
「ままははの日おめでとう。」
継母の日?
次女 「ママ、ははの日おめでとうって書いたよ。」
ああ、そういう事ね。
奈々氏「ありがとうー!」
ニコニコしながら旦那の方を向く。
奈々氏「キーケースが汚くなって買い替えたいなあと。パパからはキーケースで良いよ。」
旦那 「どうして君は俺の母親じゃないのに、あげないといけないの?」
奈々氏「うちは父が母にもあげていたよ?」
旦那 「じゃあまずは俺のお母さんになって下さい。」
しーん・・・
奈々氏「今の『じゃあまずは俺のお母さんになって下さい。』の部分を録音して、
プロポーズの言葉というタイトルを付けて
メモリーとして残したいのでもう一回言ってくんない?」
長女・次女 「まるでマザコンってやつね、ヒソヒソ。」
旦那 「勘弁してください・・・」
奈々氏「冗談ですよ、だってあなたからタルト貰ったし。」
そうやって適当に母の日を過ごし、
みんなが寝静まった頃、貰った手紙やプレゼントを見直して、
一人でニヤニヤしてしまうのであった。