長女・次女「今日はハロウィンパーティーをやります。」
旦那 「残念、パパは仕事だ。」
長女・次女「えー。」
旦那 「帰りにケーキを買ってくるから、ピザの出前にしてにぎやかにやろう。」
長女・次女「早く帰って来てね!」
奈々氏「というわけで、パパが帰ってくるまで、
みんなでハロウィンパーティーの準備をします。」
という名目の普通の掃除が始まる。
奈々氏「そろそろ綿毛布を出さなきゃな。長女、押入れ探してみて。」
長女 「わかった。あ、これで良いよね。」
次女 「めんもうふ!めんもうふ!」
こんな調子で過ごしていると旦那が帰宅。
長女 「パパ意外と早いね。」
次女 「ケーキ!ケーキ!」
奈々氏「ピザを頼もう。大人は大きいの1枚、子供は小さいの1枚。」
しばらくして、ピザが到着。
奈々氏がピザの受け取りをしている間に、旦那と子供達は寝室にこもって、何やら怪しい。
奈々氏「ピザ冷めちゃうよ。」
慌てて出てくる。なんと仮装しているではないか。
奈々氏「うわっ、びっくりした。いつの間に。」
旦那 「早くピザを食べよう。」
いただきまーす。
衣装を着たままピザを食べ終わった子供達。
と、突然電話が鳴った。
奈々氏「もしもし・・・?はい、さきほどはどうもありがとうございました。
え・・・?ピザの箱の裏を見ろ?
どういう事・・・あれ?」
旦那 「どうしたの?」
奈々氏「さっきのピザ屋さんから電話があったんだけどさ、
突然電話が切れて意味が分からない。」
聞き耳を立てていた子供達がこっそりピザの箱の裏側を見て悲鳴を上げた。
長女・次女「な・・・なんか書いている。」
『おまえたちのハロウィンのたからものはいただいた。うそだとおもうか?
うそだとおもうならおしいれをあけてみろ、ふははははは。
ゆうれいだいおうとカボチャじょおう』
恐る恐る押入れを開ける子供達。また悲鳴が上がる。
長女 「さ、さっき綿毛布を取りに押入れを開けた時にはこんな紙、無かったのに。」
『トトロのリュックのなかをみろ。おおきいトトロとちいさいトトロどっちにあるかな?
ゆうれいだいおうとカボチャじょおう』
トトロのリュックを開ける2人、また悲鳴。
『れいとうこのなかを5ふんいないでしらべろ。とけるともったいないからな。
ゆうれいだいおうとカボチャじょおう』
次女 「ジュースに氷を入れた時にはなにもなかったけど、あ、あった・・・。」
『れいとうこをしめたか?しめたならそのままひだりに3ぽよこあるきをしろ。あしもとのキッチンマットをめくってみろ。そこにつぎのヒントがある。
ゆうれいだいおうとカボチャじょおう』
ゆうれいだいおうとカボチャじょおうの指令書はまだ続くのであった。
『げんかんにつるしているバッグのなかをみろ。どのバッグかはひみつだ!ぶじみつかることをいのる。
ゆうれいだいおうとカボチャじょおう』
『しょさいのぼうしがたくさんはいっている、はこのとなりにあるはいいろのりょこうにつかうカバンをあけてみろ。
ふくろがあればそれをひらいてみるがよい。
ゆうれいだいおうとカボチャじょおう』
いよいよ、最後の難関である。こ、これじゃないの?と開けた子供達は宝物を発見してびっくりしていた。
長女は、中に入っている手紙を、次女は宝物を手に取った。
『よくぞたからものをはっけんした。これがハロウィンのなぞのたからものである。
ふたりでようくそうだんして、わけあいっこをするように。
けんかなぞしたら、きえてなくなるから。
なかよくはなしあうのだぞ。
ゆうれいだいおうとカボチャじょおう』
テレッテレテッテー
子供達は、リラックマのシールブックを手に入れた。
長女 「ふっしぎー!ピザ屋のお兄さん、どうやって忍び込んだの?」
次女 「きっとちょうのうりょくしゃだ!」
その頃、奈々氏は必死で電話の着信履歴の「ママ(携帯)」という項目を削除していた。
旦那と練りに練ったトリックオアトリートな計画大成功!
次女 「来年もあのピザ屋さんで注文したらいっぱいシールが貰えるね。」
ゆうれいだいおうとカボチャ女王はその言葉を聞いてどっと疲れたのであった。