それでも遅い政府の対応 | 熱党のブログ

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今回の震災後に「これから助かった人が死ぬようなことがあれば人災だ。」と書いた記憶があるが、残念ながらかなりひどい状況にあるように思われる。
あらためてこんな個人のブログで書くほどでもないが、これは「菅総理大臣」による人災以外のナニモノでもない。
未だに、まともな復興計画も出てこなければ、被災者へ向けて、日本国の今後に対してのメッセージも出てこない。
こんなのが今の政府だと思うと、とにかく絶望的な気分になる。

民主主義だからしかたがないと言え、自民党から民主党へと政権交代した時に、ただ単純に自民党を批判し、民主党を支持していた、マスコミやそれをそのまま受け取っていた、当時の日本国民。これに関しては、日本国民一人一人に責任があるだろうと思う。
ただ、ここまでヒドイ状況をみていると、そのように世論を動かしたマスコミや鵜呑みにしていた国民の、低能力さに怒りさえ覚える。

4月26日の時点で、菅首相から出た言葉「8月中旬には仮設住宅住居完了を目指す」とのメッセージが出た。
確かに、実質的に完了するのは夏頃になるだろうと思う。
しかし、今、体育館や公民館、いつ余震で倒れるか分からない住宅で暮らしている方々にとって、8月は非常に長い。
気力を失う方も多いだろうと思う。
もっと、明確に、老人の方や持病を持っている方へどのように対応するのかなど、一定の安心する発言をしなければいけない。

それでも、こんな批判した文章を現地の方が読むと、逆に心が痛むかもしれない。
それを思うと、こうやってキーボードを叩いていることに躊躇もあるが、しかし、神戸震災を同じ大阪で体験し見てきた者からすると、あの阪神の震災の時の対応の遅れよりも、もっと、ひどい状態に今の東北はさらされていると目にうつります。
阪神の震災以上の被害であることは間違いないが、この近代社会の中で、あの時の教訓を生かしていれば、もっと迅速な対応は可能だろうと思う。

原発に関しても、福島原発の農業をされている方が、ついに東電前にて抗議運動をされていました。
これに関しては、放射能に対する被害の政府の対応の甘さによるものだろうと思う。
震災と津波の被災地に関しては、どうしても単純に被災者の方に「我慢」をしてもらう面が出てくるが、原発に関しては、一定の補償を明確にすること、補償をする考えがあることを明確に、東電ではなく政府がメッセージを出していれば、抗議運動など起こるはずはないだろうと思う。

いったい、今の菅政権は、国民をどこまで不安に追い込めば気が済むのかと思う。

国民が、地震、津波、原発に対して、国民が助け合おう!と思っている時点で、一定のメッセージでもって、安心感を与えることができなかったのか?
まったくもって、情けなく思う。

一ヶ月半経った今の時点での初動の動きの遅さが、今後、3年、5年と被災地にそして国民全員にのしかかってこないことを祈るのみです。