先日スリランカで訪問したのはアーユルヴェーダ専門の宿泊施設『シャンティランカ』。
通常アーユルヴェーダを目的に訪れた旅行者はここに籠りアーユルヴェーダの食事をとり、マッサージなどの施術を受け、それぞれの体調に合った薬を処方され、健康的でのんびりとした毎日を過ごします。
その体験をしてきました!
センターの朝は早く、5時30分に起床したらクレイポットに入れられている浄化されたお水をコップ一杯飲むことから始まります。
前日の到着が遅かったせいか、私はドアの外でニャーニャー鳴くこのセンターに住み着いている人懐っこい猫さんに起こされました。
朝の新鮮な空気をたっぷり吸い、歯磨きなどの身支度を済ませたら瞑想やヨガなど軽い運動。
私は小さいお庭に出て深呼吸です。
少し門から外に出てみましたが、周囲は何と言う事はない田舎なのですが、心癒されるのどかな風景。
8時からはグリーンジュースから始まる酵素たっぷりのフルーツやサラダなどの朝食。
食後は消化を促すための散歩という流れで1日が始まります。
私はドクターとのカウンセリング前でしたし体験での滞在だったので、食事はダイエットを兼ねて滞在していらした方と同じもので。
ダイエットメニューだからなのでしょうか?
食物酵素が豊富に摂れるフルーツが中心でヘルシーなメニュー。
炭水化物はロティだけですが、パンのような感覚で甘みのあるココナッツやお豆を煮たものをのせて食べると美味しいし、満足感は十分に得られます。
朝食後9時からは、アーユルヴェーダの医師がいらっしゃり、セラピストや食事を作ってくれるスタッフも皆揃ってアーユルヴェーダのセレモニーです。
皆で祭壇に向かって手を合わせ、スタッフがお祈りを読み上げるので目を閉じ心を落ち着かせ、一緒に繰り返し読み上げます。
その後、長期滞在の方と順番にドクターのカウンセリングを受けました。
私は体のいろんな部分の不具合やアレルギーについて。
また、精神的に影響してくるような悩みや怪我のことなど、それから、自身のことだけではなく家族構成や家族の病歴など、いろいろな事を話します。
ドクターはスリランカ語か英語ならOKとのこと。
私とマーリニさんに向かって話をする時は基本的には英語、込み入った話や名詞でわからない部分はスリランカ語で話をしてくれていたので、細かい部分はマーリニさんが通訳してくれて完全に理解すると言う流れで進みました。
午前中はドクターが指示した体験セラピーをひとつ。
頭も含め、ボディマッサージの施術を受けます。
昨夜は到着が遅かったのに朝早く起きたからウトウト・・・でも、本来施術中寝てはいけないらしいです(;^_^A
こちらはこのセンターのマッサージ台 セッティング直後ではないので乱れていますが・・・(苦笑)
そして昼食 スリランカ式のカレーです
通常はタンパク質系の食材がお肉だったりするんだそうです。
今回はダイエットメニューなのでお豆や小魚などがおかずのメインでよりヘルシーになっているのだそう。
香辛料はふんだんに使われている印象でしたが、基本的に塩分は少なめに調理されていたのでパパダン(右側にあるポテトチップスのようなもの)を手で砕きパラパラとかけて食べると、歯ごたえが加わり塩加減も調整出来て美味しかったです。
お米は日本のごはんより若干小粒な感じで味付けのされたスリランカ式カレーとよく馴染む。
質素な食事ながらも品数は多く、スリランカのカレーって美味しいじゃない!という印象でした。
ダイエットメニューでもデザートが付きます。
昼食をはさんで、更に午後にもうひとつ施術です。
今回は体調に合わせたオイルを使っての全身マッサージ。
その後はスチームバスに入り体を温め、更に薬草バスに浸かります。
体の心からポカポカになりました。
たった1泊でしたが、ドクターとのカウンセリングでは体験施術のカリキュラム作成のほか、アトピー用の塗り薬や手の怪我用のオイルなどを処方してもらいました。
バンコクでマッサージなども楽しんだ後で体が疲れてる自覚はなかったのですが、たった1日の滞在でなんとなく体が軽くなる感じがしたし、冷えが慢性化してる私なのになんと体がポカポカ!
暑いから!ではありません!
お通じもあまり良くないのに帰国後暫くは信じられないくらい快調で、心身共にデトックスを感じることが出来た1日でした。
普段の生活がいかに乱れているか?を、感じさせられた体験でした。
きちんとした食生活をしないといけないなぁ・・・、と反省させられることばかり。
長期滞在出来る時間とお金、それからハード面は私の力でどうにか出来る事ではないけれど水回りのこと、結構いろいろとハードルはありますが、機会があれば是非少しまとまった時間で滞在して芯からのデトックス体験がしてみたいです。
さぁ、慌ただしいですが今夜はもう帰国。
でも、夕食まではまだ時間がある!
近くの街まで散歩しよう!と言っていたところ突然凄い夕立が。
これでは行けないね・・・、と残念に思っていたのですが1時間ほどで上がってくれたので急いで出掛けました。
歩いて行ける程度のごく近くの街なので大したものもなく、スーパーでプラプラ。
水牛のミルクで作られたヨーグルトが食べてみたかったのですが大きいものしかなく断念。
スリランカ式ミルクティーを淹れる際使う粉ミルクを購入しました。
スリランカでは牛乳は使わず粉のミルクを使うのだそうです。
到着した夜、出していただいてすごく美味しかったので自分でも作ってみよう!と思ってのお買い上げ!
夜もデザートがでました♪ なんというメニューか忘れてしまいましたが甘いソースをかけて食べます。
夜も日本で言えば粗食と言えるくらい質素なものですが、十分お腹いっぱいになりました。
普段あれこれお菓子などを食べてしまうけれど、このくらいの食事で十分なんだなぁと改めて認識。
夕食を終え、ひと晩をセンターで共に滞在した方とおしゃべりをしていたらあっという間、
そろそろセンターを出ないといけない時間です。
『美味しい!好き!』と言っていたら、出発する前に甘いスリランカ式ミルクティーを淹れてくれました♪
これ、すごくホッとするお味。
ホテルの美味しい紅茶も良いですが、こってりとした甘いミルクティー、これはこれで大好きな味です。
疲れている時なんかに飲みたくて、日本で再現しようと何度も教えてもらった通りに作ったけれど同じ味にはならない。
この写真は、経験した事のない人にはただのミルクティーですが、私にとっては幸せなホッとするひと時を思い出す一枚です。