白い尾羽の影響力(オジロワシ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

11月下旬、福島潟で探鳥をしました。

白鳥やガン類、猛禽類を観察します。

 

遠目にオジロワシの姿を見かけました。

『雁晴れ舎』から改めて確認を試みます。

 

 

 

観察棟には、数人のバーダーがいました。

「オジロワシはあそこにいるよ」

指さす方向には、先程のとまり木があります。

1羽だけですが、白い尾羽が確認出来ました。

 

 

 

「さっきまで2羽いたんだけれどね」

常連らしき方から教えて頂きました。

私の観察した状況と同じです。

 

 

 

急に水鳥たちが騒ぎ始めました。

遠くのカモ類が一斉に飛び立ちます。

きっかけはオジロワシの飛翔でした。

『黒』の翼と、『白』の尾羽が舞います。

 

 

 

 

下方で、小さな『白』と『黒』が飛びました。

タゲリの群れです。

オジロワシに驚いて、逃げているのでしょう。

1羽の行動が、福島潟全体に影響します。

 

 

 

 

徐々に高度を上げるオジロワシでしたが…

その後を追う、複数の猛禽がいました。

下はオジロワシ、左はトビ、上は「?」です。

鷹柱というよりも、モビングのようでした。

 

 

 

 

「?」の猛禽は、トビよりも小さいです。

私は、チュウヒかと思いました。

尚も観察を続けていると…

今度は別の猛禽(4羽目)が参加します。

こちらはノスリのようでした。

上からトビ・ノスリ・オジロワシの順です。

 

 

 

 

それぞれが別々に飛びますが…

時にオジロワシを攻撃していました。

4羽が画角に納まる瞬間を撮影します。

個人的に、非常に面白い光景でした。

 

 

 

 

1羽目:オジロワシ

2羽目:トビ

3羽目:チュウヒ?

4羽目:ノスリ

 

遠くて、種の識別が難しかったです。

周囲のバーダーにも尋ねてみましたが…

「遠くて私には見つけられないよ」

…との事でした。

 

もともと猛禽の飛翔には詳しくありません。

秋の渡り等で、勉強をしておくべきでした。

 

それでも、楽しい鳥見の時間を過ごします。