鳴き声の傍らで(コサメビタキ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

10月中旬の事です。

市内の自然公園で探鳥しました。

早々に、久し振りの出会いがあります。

 

 

「コォー、コォー、コォー」

 

空から懐かしい鳴き声が近付いてきました。

コハクチョウの群れが飛んできます。

30羽近くが、南に向かっていました。

例年に漏れず、既に白鳥飛来の時期です。

 

 

 

 

「ピョー、ピョー、ピョー」

 

今度は公園内から鳴き声がしました。

アオゲラが樹にとまっています。

餌を探すでもなく、留まっていました。

 

 

 

 

アオゲラ以外の野鳥を探します。

…が、公園は静まりかえっていました。

先程までの鳴き声が嘘のようです。

 

 

ようやく、頭上に1羽を見つけました。

声も出さず、静かに狩りをしています。

嘴にはトンボを咥えていました。

ヒタキ類(Flycatcher)のようです。

 

 

 

 

苦労して呑み込みました。

顔を確認する事ができます。

目先に白い部分がありました。

コサメビタキです。

 

 

 

 

林の辺縁を行き来していました。

葉の間を縫うように撮影します。

背景が曇り空なのが残念でした。

 

 

 

 

背景に緑が混じる位置に移動します。

紅葉が始まれば、明るいのですが…

平地が色付くには、まだ早い時期でした。

 

 

 

 

秋は野鳥出入りが激しくなります。

夏鳥の旅立、渡鳥の通過、冬鳥の定着。

この自然公園も賑やかになりました。

 

ただ、探鳥時は天気の良い日が少ないです。

冬季、日本海側は空が重く沈みがちです。

1日でも多く、晴れの日を望んでしまいます。