啄む、狙う、諦める(ハシブトガラス) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

10月11日の事です。

朝、仕事前に海岸で探鳥をしました。


到着時、イソシギ2羽を見つけます。

…が、早々に飛んで行きました。

カメラを構える暇もありません。




ゆっくりと撮影出来たのはカモメ類でした。

ウミネコに加えて、ユリカモメが居ます。

ウミネコに比べて、少し小柄でした。

少なくとも3羽を確認します。

 




まだ若い個体も混じっていました。

左が成鳥、右が若鳥です。

嘴と足が淡く、羽に褐色斑が混じります。


 

 

 

海に低空から飛び込んでいました。

小魚の群れを狙っていたようです。

先日のアジサシに似ていました。

 

 

 

 

ハシブトガラス達が集まっています。

ウミネコの死骸を啄んでいました。

何かの理由で命を落としたのでしょう。

カラス達の命を繋ぐ糧となっていました。

 

 

 

 

少し離れた場所にトビを見つけます。

まるで群れているかのようでした。

カラス達の獲物を狙っているようです。

 

 

 

 

トビの1羽が行動を起こしました。

周囲のカラスを排除し始めます。

最初から獲物には向かいません。

 

 

 

徐々にカラス達の数が減ります。

トビ達も距離を詰めてきました。

その後の様子が気になりますが…

 

仕事の時間が近付いてきました。

残念ながら最後まで観察できません。

この日の野鳥観察を諦めます。

 

結末も未練も、海辺に置いてきました。




【見つけたシギチ】(順不同)


イソシギ 2