10月上旬、飛島で探鳥をします。
2泊3日で滞在しました。
3日間は長いようで、短かったです。
2日目の船が欠航してしまいました。
結果、探鳥者がほぼ同じメンバーに…
私を含めて、たったの4人でした。
広くはない島です。
すれ違う度に、情報を交換しました。
一種の連帯感が存在したと思います。
アドバイスをもとに、探鳥を続けました。
草地にカシラダカを発見します。
暫く待つと、採餌する姿が観れました。
ムシクイ類を見かけますが…
相変わらず、識別が困難です。
枝葉の中を素早く動き回っていました。
葉の裏に潜む昆虫を食べています。
ヒタキ類も見かけました。
このアングルでしか撮れなくて…
キビタキ♀かオオルリ♀と考えました。
無情にも、後ろ姿のまま飛び去ります。
別の鳥が、そのヒタキ類と争っていました。
正面を向いてくれましたが、逆光です。
コサメビタキよりも灰色味の強い鳥でした。
私は、サメビタキだと考えます。
その時は、独りだけの観察でしたが…
後に、別のCMも確認したとの事でした。
3日連続でモズを見た場所があります。
頭や上体に波模様がある、幼鳥でした。
成鳥と交代しながら、現れてくれます。
草地で盛んに虫を獲っていました。
飛島での探鳥中、気付いた事があります。
どの鳥も、餌探しに一生懸命でした。
南へ渡る途中だから当然でしょうが…
島の限られた資源を巡り、競っていました。
栄養補給も1つの試練です。
ノンビリとはしていられません。
また、異なる試練も待っています。
島の南側にある海辺での事でした。
海上に鋭い鳴き声が響き渡ります。
海に面した崖にハヤブサを見つけました。
島を発つ際、ここを通る必要があります。
ハヤブサも待ち構えているのでしょう。
この猛禽の鋭い眼と爪を避けねばなりません
体力、天候、栄養、天敵…
渡り鳥には様々な試練が待っていました。
渡るには、努力と忍耐と幸運が必要です。
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〜旅の小話⑧〜
最終日、帰路に就く時の事です。
定期船の出航を待っていました。
乗り遅れるわけにはいきません。
港には早めに着いて、待機しました。
売店に気になる商品を見つけます。
飛島の御当地アイスでした。
様々な味が用意されています。
『わかめ』『焼きのり』『すだち』…
あまり見ない味のラインナップです。
『ごどいも』なんかもありました。
ごどいもは、郷土野菜なのだそうです。
所謂、じゃがいも(男爵いも)なのだとか。
そんな中、興味を惹いたのはこちらでした。
『とびうお焼き干しだし』です。
パッケージが、強いインパクトでした。
『すだち』が一番無難な筈ですが…
そのインパクトに興味をもちます。
購入してその場で食べました。
ほのかに出汁を感じます。
美味しいアイスでした。
『すだち』は爽やかな味なのでしょう。
『わかめ』『焼きのり』も気になります。
同じ海藻なので、私に違いが分かるのか…
機会があれば、改めて試したいです。






