海の上を滑る白(アジサシ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

9月下旬の事です。

市内の海岸で探鳥をしました。

 

 

 

珍しい海鳥を見つけます。

アジサシでした。

全部で5羽での登場です。

一番近くに居た成鳥を撮りました。

黒と白がシックでカッコ良いです。

 

 

 

 

嘴や足に赤味の混じる個体もいました。

肩羽には黒褐色の斑があります。

頭部は冬羽っぽくなっていました。

同じ姿を3羽確認します。

 

 

 

「アカアシアジサシ」

そんなアジサシの亜種もいるそうです。

…が、アジサシの幼鳥と考えました。

2羽の親鳥に引率された若鳥が3羽。

仲良さそうに過ごしていました。

おそらくは家族なのでしょう。

 

 

 

それぞれ、海に飛び込みます。

獲物を奪い合う事はありません。

お行儀が良いように見えました。

親鳥が狩りを教えているようにも見えます。

 

 

 

 

時にホバリングを駆使しながら…

見事、若鳥が獲物を捕らえました。

飛び込みが早すぎてAFが合いません。

辛うじて飛翔写真を撮る事が出来ました。

 

 

 

 

大きい魚を獲った若鳥もいます。

魚の種類はボラでしょうか?

飲み込むのに苦労していました。

 

 

 

 

緑色が背景だと白い姿が映えます。

2羽が並んでくれれば…

赤い柵が歪まなければ…

色々と考えますが、私的には上々でした。

 

 

 

 

風上から撮れた写真もあります。

若鳥が海面を物色していました。

緩やかに滑空する姿が美しかったです。

 

 

 

 

秋風に乗って、狩りを覚えていました。

海の上を白い翼が滑っていきます。

飽きる事なく、眺められる光景でした。