初の伊吹山(ニホンジカ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

7月の三連休の事です。

愛知県で過ごしました。


夏は新潟県同様に暑いです。

家族の希望もあり、涼しい場所へ…

提案されたのは伊吹山でした。




岐阜県と滋賀県の境にある山です。

標高は1377mなのだとか。

ドライブウェイを利用しました。

9合目まで、車で楽々と登れます。


山頂付近は雲に覆われていました。

風が吹くため、視界が開ける瞬間もあります。

天気の良い日は琵琶湖も見えるのだとか。

この日は西側山道から北側が望めました。





山頂までの往復は2時間もかかりません。

緩やかな山道を、ゆっくりと歩きます。

涼しい中、ハイキングを楽しみました。


山頂近辺は柵で覆われています。

ニホンジカによる食害の対策でした。

高山植物を保護するためのようです。

先日訪れた霧ヶ峰と同じでした。




9合目の駐車場から鹿の群れを発見します。

山の斜面に10頭以上を確認しました。

野生動物のはずですが…

まるで放牧されている家畜のようです。





5合目の駐車場では間近で観察できました。

すぐ傍の斜面で、数頭が草を食べています。

角が短いのは、若い♂です。





小さな子鹿も見つけました。

可愛い存在ですが、移動は素早いです。

斜面をものともせずに走っていました。

 

 



明るい場所の若い草を好むようです。

静かに観ていると、近寄ってきました。

鹿煎餅をねだられたりはしませんが…

大人しくても、その大きさに緊張します。

 




鹿同士が身体を寄せ合っていました。

猿における毛繕いでしょうか?

コミュニケーションの1つに見えます。

とても仲が良さそうでした。

 

 

 

 

そんな中、1頭の鹿に注目します。

何となく、ぎこちない歩き方でした。

よく見ると、左後ろ足が短いです。

怪我をした鹿のようでした。

 




幸いにも、元気に動き回っています。

一応、ニホンジカは害獣の扱いですが…

一生懸命な姿に、エールを送りたくなります。