グルグル回る(アカゲラ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

6月下旬、戸隠を散策しました(3回目)。 

朝から、頻繁に野鳥の囀りが聴こえますが…

緑が深まるため、探鳥には難渋しました。




運良く、目の前に小鳥が飛んできます。

太い樹の幹にとまり、登り始めました。

コゲラ、キバシリ、ゴジュウカラ…

検討をつけながら、双眼鏡で確認します。

キバシリでした。

 

 


見事な保護色と機敏な動きに翻弄されます。

ピン甘でも、撮影出来てラッキーでした。




「キョキョッ…、キョキョキョッ…」


キツツキ類の鳴き声が近付いてきます。

私は鳴き声だけでは識別が出来ません。

目視で1羽のアカゲラを確認しました。

樹の周囲を行き来した後、飛び去ります。

この日は目撃頻度の高い鳥でした。

 

 



異なる場所で、面白い光景を目にします。

やはりアカゲラですが、2羽でした。

1本の樹をグルグルと回っています。

争いではなく、遊んでいるようでした。

 

 

 


最初は♂と♀のペアかと思いましたが…

よく見ると、共に頭部が赤い♂同士です。

長い時間、2羽で戯れていました。

樹の幹を上下左右に移動します。

隣の樹に飛び移る事もありました。

 



今年巣立った兄弟かも…、と考えました。

…が、幼鳥にしては体格が立派な気がします。


色々と思案しますが、結論は出ません。

最終的に、2羽とも森林の奥に去りました。


…いったい、何の行動だったのでしょうか?




🦋  🦋  🦋  🦋  🦋




〜おまけ〜



緑の深い森林では、昆虫にも出会いました。

飛んでいる蝶や蛾も沢山見つけます。

アゲハチョウの仲間は飛び去りますが…

草木にとまる小さい蝶は撮影出来ました。

 



翅の裏面が美しい、イカリモンガ。

なかなか表面を見せてくれません。

先日見たテングチョウに似ていました。


 

 

 

よく見かけた、ヤマキマダラヒカゲ。

類似種にサトキマダラヒカゲがいました。

翅の裏面に違いがあるようです。


 

 

 

翅の裏面が黒い、クロヒカゲ。

コンクリートに口を伸ばしています。

…何が吸えるのでしょう?

 

 



春から秋にかけて、蝶の活動が活性化します。

野鳥が少ない時は、貴重な被写体でした。