ヤチョウ達(テングチョウ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

6月上旬、愛知県の公園を歩きました。

野鳥を探すのが目的でしたが…

「野蝶」にも目を引かれました。




まず見つけたのは黄色い蝶です。

ツマグロヒョウモン♂でした。

アザミの花を覆うように止まります。

♀を探してみますが…

簡単には見つかりませんでした。

 




次に見つけたのは、ナミアゲハです。

翅を立てて止まるため、花と撮れました。

『花と鳥』ならぬ『花と蝶』です。

 

 



お馴染みのモンシロチョウも。

アザミの花は大人気でした。

吸蜜する時間も長いです。

蜜が豊富なのでしょうか?

 

 



モンキチョウの姿もありました。

モンシロチョウと競うように飛び回ります。

アザミの花を巡って、争うかのようでした。

モンキチョウの方が、やや強そうです。

 

 



アザミの花から離れた後の事でした。

橙色っぽい蝶が飛ぶのを見つけます。

花には止まらず、葉に止まりました。

翅の後面が、蛾のように地味です。

テングチョウでした。


 


名前の由来は、頭にある突起物です。

触角の下に伸びる、短くて太い部分でした。

パルピ(下唇髭)というそうです。

匂いなどを感じる役割を担っていました。

他の蝶にも有りますが…

テングチョウは、特別に長いのだとか。


野鳥以外も、少しづつ勉強中です。




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〜おまけ〜




小さな渓流の傍を歩いていた時でした。

舗装された道にトンボが止まっています。

わりと立派な大きさでした。

〇〇トンボではやく、〇〇ヤンマみたいです。

私はオニヤンマとギンヤンマしか知りません。

その場で撮影し、帰宅後に調べました。

ムカシヤンマです。

 



ムカシトンボは知っていましたが…

ムカシヤンマは知りませんでした。


興味深い事を識ります。

幼虫が生息するのは水中ではありません。

渓流のコケの中に穴を掘って潜みます。

成虫になるのに3年もかかるのだとか。

因みに、日本固有種なのだそうです。




近付いても、何故か逃げません。

羽化して間もないのでしょうか?

誰かに踏まれたら気の毒です。

直接、手で持つのは憚られるので…

葉っぱに移して、脇に退かしました。


3年越しの飛翔を楽しんで欲しいです。