5月中旬の事です。
三宅島に探鳥に来ました。
3泊3日のを予定しますが…
2日目は、1日中雨でした。
それでも、せっかくの三宅島です。
雨足の弱まる頃、少しだけ散策しました。
車通りの少ない林道を選んで歩きます。
アカコッコ♂が車道に出て来ました。
餌を探して歩きまわります。
歩き方は、ツグミに似ていました。
アカコッコ♀の姿もあります。
下の画像では右下に少し写っています。
2羽で仲良く過ごしていましたが…
暫くして、急に飛び去りました。
原因はこの野生動物です。
俊敏な動きで姿を現しました。
小さくて細長いけれど、ハンターです。
二ホンイタチでした。
三宅島ではよく見かけました。
多数が生息しているようです。
見た目は愛らしいのですが…
三宅島に住む野鳥たちの天敵です。
アカコッコを追って、茂みに消えました。
昔、鼠駆除のために導入されたそうです。
今では様々な生物の脅威となりました。
イタチ達に罪は無いのですけれど…
生態系のバランスは非常にデリケートです。
☔ ☔ ☔ ☔ ☔
雨は止む様子がありません。
観光名所は全て屋外でした。
翌日も雨の予報です。
「宿泊をキャンセルしても良いですよ」
宿のオーナーが提案してくれました。
1日早く、船で帰る選択肢もあります。
しかし、帰りの航路で海鳥を狙いたくて…
予定通りに宿泊する事にしました。
島の探鳥地をレンタカーで巡ります。
ただ、雨と風の影響で鳥見は難航しました。
大路池周辺の林の中に避難します。
木々が雨や風をある程度防いでくれました。
車の中で読書をしながら、野鳥を待ちます。
ようやく現れたのはタネコマドリでした。
雛鳥のために、餌を探しています。
親鳥にとっては、雨や風も関係ありません。
その後、何度か野鳥には会えました。
…が、撮影が可能な状況ではありません。
諦めて、島の観光名所を巡る事にします。
事前に宿の方に伺っていましたが…
「基本的に屋外ばかりなので、雨だと…」
結果、日帰り温泉でマッタリしました。
一応、傘をさしながら名所を回ります。
ただ、強風が吹くとダメでした。
鳥見旅行は天候に大きく左右されます。
🌋 🌋 🌋 🌋 🌋
~旅行の小話⑦~
2日目は、野鳥を断念しました。
三宅島の火山活動の足跡を辿ります。
初日は、美しくも荒々しい景観を見ました。
2日目、雨で移動が大変なので…
車からすぐに見て回れる場所を選びました。
その1つが、阿古小中学校跡です。
画像の右側に溶岩の痕跡がありました。
噴火の際、溶岩流に飲み込まれます。
1983年の事だそうです。
人的被害はないとのことですが…
火山活動の凄まじさが窺い知れます。
建物の中には入れません。
ただ、周辺を歩くことが出来ました。
自然に対する畏怖と畏敬の念が絶えません。