5月中旬、三宅島で探鳥しました。
ウチヤマセンニュウ、ツバメチドリ。
早朝から、珍しい種を観察します。
まだまだ始まったばかりでした。
アカコッコ館に到着します。
村営の自然観察施設でした。
駐車場から建物まで少し歩きますが…
その道に不意に現れた小鳥がいました。
タネコマドリです。
小虫を集めていました。
既に育雛しているのでしょう。
早々に茂みに消えてしまいました。
アカコッコ館で情報収集を終えます。
三宅島の野鳥情報が集まる場所でした。
島在住の野鳥好きが連絡をくれるのだとか。
三宅島の自然の紹介もありましたが…
まずは探鳥を優先しました。
すぐ傍に、大路池があります。
大昔に出来た火口湖なのだとか。
三宅島で最も有名な探鳥地でした。
周囲は約2kmで、散策路があります。
野鳥の密度も高く、遭遇率も高めでした。
ただ、緑も濃いため、撮影には苦労します。
聴き慣れた囀りを耳にしました。
囀りは、ミソサザイのソレです。
姿を探すと、一瞬だけ出て来ました。
モスケミソサザイです。
妙なネーミングでした。
どうやら、モスケとは人名のようです。
ミソサザイよりも色が濃いのだとか。
暗所のため、黒っぽく映ります。
違いはわかりませんでした。
頻繁に現れてくれたのはコマドリ♂でした。
…いえ、正しくはタネコマドリ♂です。
胸部の黒線が無いのが、識別点でした。
私からすると、ほぼコマドリ♂です。
島中の至る所で囀っていました。
宿泊先でも、囀りを耳にします。
まるで上高地を訪れたかのようでした。
夏鳥のコマドリと異なり、留鳥です。
かなりの数が生息しているようでした。
見かけたのは殆どが♂でしたが…
数は少ないものの、♀も見つけます。
何度見ても可愛い存在でした。
何度も現れますが、全く飽きません。
暗所を好むため、撮影難易度は高いです。
幾度も挑戦し、没写真を量産しました。
そんな過程を経た写真たちです。
ピン甘や解像の甘さは御容赦下さい。
餌付け等はされていません。
ありのままを観察できる喜びがあります。
アカコッコ館では保護活動もしていました。
微力ながら、寄付をさせて頂きます。
〜旅行の小話③〜
この日、アカコッコ館の入館が無料でした。
12日に1度の、酉の日にあたるそうです。
因みに入館料は200円でした。
野鳥好きには料金以上の価値があります。
何となく申し訳ない気がしました。
一口1000円の募金活動をしていたので…
謹んで寄付させて頂きます。
特典の野鳥のピンバッジが魅力的でした。
アカコッコかカンムリウミスズメを選べます。
どちらも大切な三宅島の野鳥です。