まるで中年男性?(ハヤブサ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

5月9日の事です。

朝、市内の海岸で探鳥しました。

曇天でしたが、風は強くありません。

散策には問題ありませんでした。

 

 

 

やはり釣り人が目立ちます。

この時期は何が釣れるのでしょうか?

キス、ヒラメ、サワラ、アイナメ…

コマセでもルアーでもなさそうです。

釣りには詳しくありませんが(^^;)

 

 

 

沖の岩場にキアシシギを見つけました。

岩肌にはビッシリと貝が付着しています。

足の踏み場もなさそうでした。

散り散りですが、全部で9羽を確認します。

 

 

 

 

足を伸ばし、ミサゴも見に行きました。

営巣から1か月、抱卵(?)から2週間程です。

週1回、5分程の観察ではわかりませんが…

今後も楽しみです。

 

 

 

 

ついでに、周囲を散策しました。

いつもの鉄塔にハヤブサを見つけます。

背面と翼の模様が綺麗でした。

 

 

 

 

真下が遊歩道なのですが…

通り過ぎても、逃げません。

正面からも観察しました。

 

 

 

腹部に茶褐色が混じります。

獲物の返り血などで汚れたのでしょうか?

 

片足でカキカキしている姿は…

休日の、だらしない中年男性に見えました。

…私の姿かもしれません。

 

 

 

帰り道、もう1羽の猛禽を見つけます。

逆光でしたが、顎線を確認しました。

今季初認のサシバです。

 

 

 

 

短時間で沢山観察できました。

春は生き物の活動性が高いですね。

 

 

 

【観察したシギチ】

 

シロチドリ 3

キアシシギ 9

 

 

 

🐚  🐚  🐚  🐚  🐚

 

 

 

~おまけ~

 

 

 

浜辺を歩いている時でした。

浜には様々な貝殻が落ちています。

この日も巻貝が波打ち際に埋もれてました。

 

手に取ると、中身があり、生きています。

中身が広がり、採取に抵抗します。

掘り出した後はすぐに引っ込みました。

ツメタ貝という貝のようです。

 

 

 

帰宅後に調べてみました。

バイ貝のように見えますが…

一般的に食用には適さないのだとか。

地域によっては煮物にされるそうです。

 

意外な事に、他の貝を食べるそうです。

アサリやハマグリが被害に遭うため…

潮干狩りを楽しむ人々の天敵でした。

 

昔から日本に生息している在来種です。

ツメタ貝に罪はないのですが…

増え過ぎると、困ってしまいますね。

 

見つけたツメタ貝は、海に戻しました。

まだまだ知らない事が沢山あります。