三羽の子鳥(ケリ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

GWは愛知県で過ごしました。

大型連休なので、探鳥も楽しみます。

観光地は人が凄そうなので…

静かに過ごせる場所を選びました。

 

 

 

最初に赴いたのは岐阜県です。

自然豊かな公園ならば、何かいるかも…

行き当たりばったりでした。

 

 

思いの外に緑が深く、探鳥は難航します。

それでも、囀りを沢山耳にしました。

センダイムシクイ、ツツドリ、コジュケイ…

声は聴こえますが、樹々に阻まれました。

 

辛うじて、キビタキの番を見つけます。

まずは囀る♂を頼りに探し出し…

近くに居た♀を撮る事ができました。

 

 

 

 

肝心の♂はなかなか撮影できません。

♂同士で喧嘩に忙しく、動き回ります。

ようやく枝に止まってくれました。

 

 

 

 

ここでの鳥果(釣果)はこれだけです。

遠出したのに…、物足りません。

ある場所にも立ち寄る事にしました。

 

住宅地にある広い空き地です。

昨年、ケリの繁殖を確認した場所でした。

 

 

 

 

 

けたたましい鳴き声が聴こえます。

やはり、今年もケリが来ていました。

親鳥は1羽だけでしたが…

可愛い雛鳥を3羽確認します。

 

 

 

 

空き地はフェンスで覆われています。

隠れるのに適した草原もありました。

天敵はネコやカラスだと思います。

親鳥は雛鳥たちを見守っていました。

 

 

 

 

まとめて襲われないためでしょうか?

3羽はバラバラに過ごしています。

隠れるもの、採餌中のもの、無関心なもの。

3兄弟にはそれぞれに性格がありそうです。

 

 

 

 

童話『三匹の子豚』を思い出しました。

「勤勉で準備を怠らない者が成功する」

確か、そんな教訓だった気がします。

 

 

 

親鳥は働きものでした。

人が通る度に、スクランブル発進します。

白色と褐色と黒色が美しい鳥でした。

場違いですが、そう感じてしまいます。

 

 

 

人を直接攻撃する事はありません。

雛鳥たちが十分に育つまで…

勤勉な親鳥は頑張り続けます。