前回の続きとなります。
冬羽のライチョウに会いに行きました。
長文かつ画像も多いので、御注意下さい。
🚞 🚎 🏔️ 🚎 🚞
4月中旬の事です。
開通して間もない立山に行きました。
富山側からのアクセスです。
昨年に続き、3回目の訪問でした。
朝は曇空でしたが、昼には晴れ間が覗きます。
雲間から、雄山の山頂も現れました。
雄山神社の奥社が確認できます。
3年前に登った事を懐かしく思います。
ライチョウを沢山見つけました。
白い雪原に、白い羽。
少しだけ混じる夏羽が、個々に異なります。
足環を着けていない個体もたくさん居ました。
因みに、周辺はこの様な風景です。
雪を踏みしめながらの散策でした。
歩くため、寒さはあまり感じません。
太陽が出ると、途端に眩しくなります。
サングラスと日焼け止めは必須でした。
坂道は滑り、新雪には足をとられます。
軽アイゼンがあると非常に便利でした。
嵩張りますが、スノーシューがより便利です。
トレッキングポールは雪山仕様にしました。
スノーバスケットを装着します。
2本持ちましたが、両手が塞がりました。
1本でも十分かもしれません。
脱着も容易で、便利でした。
探すポイントは植物のある場所です。
ハイマツ等が隠れ場所になっていました。
厳しい環境下の貴重な食料でもあります。
ライチョウは休むか食べるかしていました。
食べていたのは、何かの実です。
調べると、ホンドミヤマネズの実でした。
意外な程に、多くの植物が生えています。
砂礫を歩いているライチョウも居ました。
やはり、餌を探しているのでしょう。
白い姿は、ハッキリと分かります。
座って観察していると、近付いてきます。
距離は3m程でした。
指先まで毛に覆われているのが分かります。
昼食の後も、ライチョウを探しました。
♂を何羽か見つけますが…
みんなハイマツに隠れています。
照りつける陽射しを避けていました。
この日のライチョウ観察を振り返ります。
曇り空が、最も観察に適していました。
陽射しが強いと隠れてしまいます。
十分に堪能したので帰路につきました。
立山自然保護センターにも寄ります。
ライチョウの目撃情報を伝えると…
記念シールを頂けます。
念願の真っ白なライチョウを観察しました。
実は♀が居なかった事に気付きますが^^;
残る対象は、雛鳥や幼鳥でしょうか。
次回の訪問のタイミングを考えてみます。
7月下旬以降が狙い目かもしれません。
紅葉の時期(9月下旬頃)も捨て難いです。
過去3回のライチョウ探索を振り返りました。
短時間で、確実に出会うのならば…
個人的には6月上旬がベストです。
4月中旬:真っ白な冬羽の♂、遭遇率は高め。
ただし、冬山装備が必要です。
6月上旬:夏羽に換羽中の♂、遭遇率は高め。
縄張りを主張する♂を見つけ易いです。
7月上旬:すっかり夏羽の♂、遭遇率は低め。
抱卵のため、♀は巣に籠もります。
⛄ ⛄ ⛄ ⛄ ⛄
~おまけ~
雪の大谷を歩きました。
大きな雪の壁がそびえ立ちます。
多くの観光客で賑わっていました。
観光客を写さないようにして…
一番端から、その先を撮影します。
除雪車が作ってくれた道でした。
最も高い所は16mなのだとか。
はるか頭上まで、垂直の雪壁が続きます。
歩行可能なのは15時まででした。
帰りのバスなどの都合もあるのでしょう。
また、天候が悪いと歩行禁止になります。
タイミング良く散策できました。