花咲く前の桜の樹に(オナガ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

楽しかった海外旅行を終えました。

帰国後、溜まっていた仕事を片します。

野鳥観察はしばらくお預けでした。

 

 

 

3月中旬の事です。

用事があり、東京に出向きました。

目敏く空き時間を見つけ、探鳥します。

葛西臨海公園へ向かいました。

東京駅からアクセスが良いので、助かります。

 

 

 

まず、公園内にある野鳥園に行きました。

地元では見れない野鳥を探します。

 

メジロ、ヒヨドリ、カラ類…

お馴染みの面々を見つけました。

カワセミも見つけますが…

欲張りな私は、なかなか食指が動きません。

 

 

 

そんな私が心躍る対象がいました。

黒い頭部、空色の翼、長い尾。

オナガでした。

(Azure-wiged Magpie)

 

 

 

英名は「空色の翼のカササギ」です。

数羽が群れて過ごしていました。

 

 

 

面白い光景を目にします。

とある桜の樹に集まっていました。

花の咲いている樹ではありません。

その樹の幹の1箇所を突いています。

樹液でも舐めているかと思いました。

 

 

 

 

小さくて判り難いですが…

嘴には小さな昆虫を捕らえていました。

白と黒の縞模様の腹部をしています。

どうやらカメムシの仲間みたいでした。

ヨコヅナサシガメのようです。

 

 

 

集団で越冬中だったのでしょう。

春を間近に控えていましたが…

オナガに食べられてしまいました。

何羽も群がり、容赦がなかったです。

最終的には1匹も残りません。。。

 

 

 

ランナーに驚き、柵の上に逃げました。

寒いせいか、羽毛を膨らませています。

 

 

 

 

園内で、何度も見かけました。

かなりの数が過ごしているようです。

 

 

 

 

オナガは主に東日本に分布します。

中部以北に生息するともされています。

昔は西日本でも観察できたそうですが…

居なくなった原因は不明なのだとか。

不思議な存在です。