3月上旬の事です。
シンガポールで探鳥しました。
2日目の探鳥記の続きです。
シンガポール植物園を歩き回りました。
水辺ではシロハラクイナをよく目にします。
(White-breasted Waterhen)
上の画像はまだ若い個体でした。
警戒心の強い個体も居ますが…
見守っていると、近付いてくれます。
可愛い存在が、もう1種いました。
水辺を散策中、茂みで何かが動きます。
小さくて、真っ黒な塊でした。
コクチョウの雛鳥です。
(Black Swan)
親鳥は暗がりで寝ていました。
傍には餌皿が置いてあります。
ここで飼育されているようでした。
ゲージも用意されています。
散策路の傍から、何かが飛び立ちました。
対岸の樹に移ります。
葉陰の間から、背中が見えました。
幸いにも、正面に回り込めます。
慎重に近付いて、確認しました。
胸の横斑、黄色いアイリング…
トケン類の特徴です。
セグロカッコウでした。
(Short-winged Cuckoo)
もともとトケン類には疎いのですが…
背中が褐色なので、識別できました。
オウチュウ等の小鳥に托卵するそうです。
じっと佇み、動きません。
鳴く事もありませんでした。
撮影&観察を終え、移動します。
後に、別の場所で再会しました。
先程よりも目立つ所です。
複数が生息しているようでした。
托卵される野鳥も多いのかもしれません。
今回、ヒメカッコウは鳴き声のみでした。
代わりに、セグロカッコウを観察します。
日本でも類似した種がいるからでしょうか…
初見でしたが、見慣れた感がありました。
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~旅行の小話⑪~
旅行の最終日の事です。
シンガポール国立博物館に行きました。
この国の歴史を学べる場所です。
国の成り立ち、大英帝国との関係、アヘン…
第二次世界大戦では日本軍が侵攻します。
内容は盛り沢山でした。
戦争が如何に残酷な状況をもたらすのか…
占領下の、数々の苦難の紹介もありました。
感情的な表現はありません。
淡々と情報だけが記されていました。
正直、日本国民として息苦しさを感じます。
博物館では、そんな表現はされていませんが…
加害者として糾弾されている気がしました。
私の家族も同じ気分になったそうです。
それと同時に、こうも思いました。
広島、長崎、沖縄…
日本にも、戦争を後世に残す場所があります。
我々が学び、伝えていく事は大切ですが…
海外の方々が訪問してくれる事も大切です。
私自身が海外を訪れて、そう感じました。
当ブログの趣旨とは異なる内容ですが…
色々と考えさせられました。
高校生になる子供は、足早に見終えました。
色々と感じる事も多かったのだと思います。
ショッピングの時に比べて、口数が少なくて…
良い経験となれば、と願わずにはいられません。