シンガポール探鳥記:2025年⑪(セグロカッコウ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

3月上旬の事です。

シンガポールで探鳥しました。

2日目の探鳥記の続きです。

 

 

 

シンガポール植物園を歩き回りました。

水辺ではシロハラクイナをよく目にします。

(White-breasted Waterhen)

 

 

 

上の画像はまだ若い個体でした。

警戒心の強い個体も居ますが…

見守っていると、近付いてくれます。

 

 

 

可愛い存在が、もう1種いました。

水辺を散策中、茂みで何かが動きます。

小さくて、真っ黒な塊でした。

コクチョウの雛鳥です。

(Black Swan)

 

 

 

親鳥は暗がりで寝ていました。

傍には餌皿が置いてあります。

ここで飼育されているようでした。

ゲージも用意されています。

 

 

 

散策路の傍から、何かが飛び立ちました。

対岸の樹に移ります。

葉陰の間から、背中が見えました。

 

 

 

 

幸いにも、正面に回り込めます。

慎重に近付いて、確認しました。

胸の横斑、黄色いアイリング…

トケン類の特徴です。

セグロカッコウでした。

(Short-winged Cuckoo)

 

 

 

 

もともとトケン類には疎いのですが…

背中が褐色なので、識別できました。

オウチュウ等の小鳥に托卵するそうです。

 

 

 

じっと佇み、動きません。

鳴く事もありませんでした。

撮影&観察を終え、移動します。

 

 

 

後に、別の場所で再会しました。

先程よりも目立つ所です。

複数が生息しているようでした。

托卵される野鳥も多いのかもしれません。

 

 

 

 

今回、ヒメカッコウは鳴き声のみでした。

代わりに、セグロカッコウを観察します。

日本でも類似した種がいるからでしょうか…

初見でしたが、見慣れた感がありました。

 

 

 

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~旅行の小話⑪~

 

 

 

旅行の最終日の事です。

シンガポール国立博物館に行きました。

この国の歴史を学べる場所です。

国の成り立ち、大英帝国との関係、アヘン…

第二次世界大戦では日本軍が侵攻します。

内容は盛り沢山でした。

 

 

 

戦争が如何に残酷な状況をもたらすのか…

占領下の、数々の苦難の紹介もありました。

感情的な表現はありません。

淡々と情報だけが記されていました。

 

 

 

 

正直、日本国民として息苦しさを感じます。

博物館では、そんな表現はされていませんが…

加害者として糾弾されている気がしました。

私の家族も同じ気分になったそうです。

 

 

 

それと同時に、こうも思いました。

広島、長崎、沖縄…

日本にも、戦争を後世に残す場所があります。

我々が学び、伝えていく事は大切ですが…

海外の方々が訪問してくれる事も大切です。

私自身が海外を訪れて、そう感じました。

 

当ブログの趣旨とは異なる内容ですが…

色々と考えさせられました。

 

 

 

高校生になる子供は、足早に見終えました。

色々と感じる事も多かったのだと思います。

ショッピングの時に比べて、口数が少なくて…

良い経験となれば、と願わずにはいられません。